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  • インターネットが広く普及してきた今日、人々のコミュニケーション様式はより一層多元化してきている。ネットは、私たちの日常生活だけではなくビジネス面にも大きな影響を与える。早稲田大学(早稲田キャンパス)の近くにある中華料理店「ジャリフ」は、競争が厳しい大隈通り商店街で売り上げを伸ばすため、ソーシャルメディアとネットのホームページを積極的に活用することに取り組んでいる。果たしてネット販促の効果はどうなのか、取材をしてみた。

    ネットで販促も楽じゃない~ある中華料理屋の挑戦

    インターネットが広く普及してきた今日、人々のコミュニケーション様式はより一層多元化してきている。ネットは、私たちの日常生活だけではなくビジネス面にも大きな影響を与える。早稲田大学(早稲田キャンパス)の近くにある中華料理店「ジャリフ」は、競争が厳しい大隈通り商店街で売り上げを伸ばすため、ソーシャルメディアとネットのホームページを積極的に活用することに取り組んでいる。果たしてネット販促の効果はどうなのか、取材をしてみた。

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  •  早稲田にかつて存在したという「早稲田ミョウガ」が、約100年の時を経て2010年に復活した。地域に根ざした「伝統野菜」の復活に地元は盛り上がっている。今後は地産地消の考え方のもと、「ここでしか食べられない野菜」として知名度アップを目指す。

    地域を盛り上げる伝統野菜 復活した早稲田ミョウガ

     早稲田にかつて存在したという「早稲田ミョウガ」が、約100年の時を経て2010年に復活した。地域に根ざした「伝統野菜」の復活に地元は盛り上がっている。今後は地産地消の考え方のもと、「ここでしか食べられない野菜」として知名度アップを目指す。

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  •  東日本大震災から2年以上がたった。約2500人の帰宅困難者を受け入れた早稲田大学のキャンパスに、あの日の面影はもうない。そのキャンパスで、普段から地道に防災に取り組む学生団体がある。早稲田災害対策学生チーム「早稲田レスキュー」だ。

    防災意識の大切さ、忘れないために 早稲田レスキュー

     東日本大震災から2年以上がたった。約2500人の帰宅困難者を受け入れた早稲田大学のキャンパスに、あの日の面影はもうない。そのキャンパスで、普段から地道に防災に取り組む学生団体がある。早稲田災害対策学生チーム「早稲田レスキュー」だ。

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  •  早稲田、高田馬場発祥の「アトム通貨」が、今年で流通10年を迎える。ピーク時の2005年には全国で300種類以上が流通していたといわれる地域通貨は、地域活性化と結び付かずに失敗してしまう事例も少なくない。早稲田・高田馬場エリアでは、学生と地域をつなげる新たな取り組みとして、「学生×地域(ヒトマチ)=∞」プロジェクトが始動している。

    学生をまちへ! アトム通貨10年目の取り組み

     早稲田、高田馬場発祥の「アトム通貨」が、今年で流通10年を迎える。ピーク時の2005年には全国で300種類以上が流通していたといわれる地域通貨は、地域活性化と結び付かずに失敗してしまう事例も少なくない。早稲田・高田馬場エリアでは、学生と地域をつなげる新たな取り組みとして、「学生×地域(ヒトマチ)=∞」プロジェクトが始動している。

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  •  午前の授業が終わると、弁当を持って大隈庭園に向かう早稲田の留学生が目につく。自分の都合さえつけば、ランチを食べながら初めて会った人と交流できる。そうした気軽さが魅力の「早稲田ランチオーガニゼーション(WLO)」。運営しているのは政治経済学部5年の佐藤航平さん(23)だ。

    ランチアワーに人をつなぐ

     午前の授業が終わると、弁当を持って大隈庭園に向かう早稲田の留学生が目につく。自分の都合さえつけば、ランチを食べながら初めて会った人と交流できる。そうした気軽さが魅力の「早稲田ランチオーガニゼーション(WLO)」。運営しているのは政治経済学部5年の佐藤航平さん(23)だ。

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  •  高度成長で失われた水辺環境を復元し、まちの原風景・原体験を取り戻す。そんな活動に先駆的に取り組んできた人が、高田馬場にいる。NPO法人の自然環境復元協会理事長とグラウンドワーク三島理事を兼ねる加藤正之さん(67)。その川で人が泳いでいた時代を思い浮かべ、「魂を入れる復元工事」に取り組んでいる。

    河川環境の復元に「魂を入れる」

     高度成長で失われた水辺環境を復元し、まちの原風景・原体験を取り戻す。そんな活動に先駆的に取り組んできた人が、高田馬場にいる。NPO法人の自然環境復元協会理事長とグラウンドワーク三島理事を兼ねる加藤正之さん(67)。その川で人が泳いでいた時代を思い浮かべ、「魂を入れる復元工事」に取り組んでいる。

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  •  NHK交響楽団コンサートマスター、篠崎史紀さん(50)。熊本で室内楽のリハーサルを一般に公開する企画「マロ塾」の講師を務める。「リハーサル公開は、厨房を見せるようなもの」。観客に見てもらいたいのは、音楽が作られていく過程だ。

    「音楽の厨房」お見せします

     NHK交響楽団コンサートマスター、篠崎史紀さん(50)。熊本で室内楽のリハーサルを一般に公開する企画「マロ塾」の講師を務める。「リハーサル公開は、厨房を見せるようなもの」。観客に見てもらいたいのは、音楽が作られていく過程だ。

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  •  「もし桜でなくて、家族や友達がケガをしていたらどうしますか」。穏やかな表情でそう語るのは大谷和彦さん(64)。東京都国立市でボランティア団体「くにたち桜守」の代表として、桜の保全活動に取り組んでいる。しかしその活動の真の目的は、市民に思いやりの心と地域愛を育むことだという。

    桜を通じて思いやりと地域愛を育む

     「もし桜でなくて、家族や友達がケガをしていたらどうしますか」。穏やかな表情でそう語るのは大谷和彦さん(64)。東京都国立市でボランティア団体「くにたち桜守」の代表として、桜の保全活動に取り組んでいる。しかしその活動の真の目的は、市民に思いやりの心と地域愛を育むことだという。

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  •  「知らないでは済まされない歴史がある。戦争で亡くなった人たちの無念の思いを伝えなければ」。戦跡写真家・安島太佳由さん(54)は日本全国、ときには太平洋の激戦の島々を訪ね歩き、戦争の爪痕をフィルムに収めてきた。『要塞列島』『日本戦跡』など、これまでに刊行した写真集は5冊にのぼる。旅の始まりは18年前、鹿児島県トカラ列島に浮かぶ悪石島(あくせきじま)で見かけた、ある慰霊碑だった。

    「生きた証」を残す戦跡写真

     「知らないでは済まされない歴史がある。戦争で亡くなった人たちの無念の思いを伝えなければ」。戦跡写真家・安島太佳由さん(54)は日本全国、ときには太平洋の激戦の島々を訪ね歩き、戦争の爪痕をフィルムに収めてきた。『要塞列島』『日本戦跡』など、これまでに刊行した写真集は5冊にのぼる。旅の始まりは18年前、鹿児島県トカラ列島に浮かぶ悪石島(あくせきじま)で見かけた、ある慰霊碑だった。

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  •  タヌキ、ハクビシン、アライグマ……。こうした野生動物が、東京23区内にも生息している。宮本拓海さん(45)はアマチュア研究家として、都会の動物を独自に調査してきた。2008年には調査結果などを『タヌキたちのびっくり東京生活 ‐都市と野生動物の新しい共存』(技術評論社)として出版し、都会のタヌキの生息数を推定1000匹とはじき出した。調査活動は、「偶然の積み重ね」でもあったという。

    都会にすむ野生動物のナゾに迫る

     タヌキ、ハクビシン、アライグマ……。こうした野生動物が、東京23区内にも生息している。宮本拓海さん(45)はアマチュア研究家として、都会の動物を独自に調査してきた。2008年には調査結果などを『タヌキたちのびっくり東京生活 ‐都市と野生動物の新しい共存』(技術評論社)として出版し、都会のタヌキの生息数を推定1000匹とはじき出した。調査活動は、「偶然の積み重ね」でもあったという。

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  •  東京・阿佐ケ谷で5月、今年で4回目を迎える「飲み屋さん祭り」が開催された。主催したのは、バー「MAD HOG KITCHEN」経営者の森口剛行さん(37)だ。イベントの目玉は、何軒回っても一杯目は無料になる「はしごチケット」。多くの人に地域の店を知ってもらい、店と参加者、そして参加者同士のつながりを作ってもらうことが目的だ。森口さんは毎年7月に行われる七夕祭りの運営にも関わるなど、地元住民の交流の場を大切にしている。

    阿佐谷ネットワークの仕掛け人

     東京・阿佐ケ谷で5月、今年で4回目を迎える「飲み屋さん祭り」が開催された。主催したのは、バー「MAD HOG KITCHEN」経営者の森口剛行さん(37)だ。イベントの目玉は、何軒回っても一杯目は無料になる「はしごチケット」。多くの人に地域の店を知ってもらい、店と参加者、そして参加者同士のつながりを作ってもらうことが目的だ。森口さんは毎年7月に行われる七夕祭りの運営にも関わるなど、地元住民の交流の場を大切にしている。

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  •  佐賀県玄海町では、エネルギーや原子力発電に関する見識を高めることを目的として、町民の代表者ら十数名を欧州へ連れていく事業が行われている。フランスやフィンランドの原発や関連施設をめぐるツアーであり、2008年から計4回、延べ53人が参加した。費用の約3500万円は全て公費。つまり税金だ。原発が立地する自治体で、住民の海外視察を行っているのは玄海町だけである。わざわざ欧州にまで行く理由は何か。視察の成果はどう生かされているのだろうか。参加者のひとりは「成果を行政に反映させるのは難しい」と語るが、町は今後も続ける予定でいる。

    玄海町の欧州原発視察ツアー 研修? それとも単なる旅行?

     佐賀県玄海町では、エネルギーや原子力発電に関する見識を高めることを目的として、町民の代表者ら十数名を欧州へ連れていく事業が行われている。フランスやフィンランドの原発や関連施設をめぐるツアーであり、2008年から計4回、延べ53人が参加した。費用の約3500万円は全て公費。つまり税金だ。原発が立地する自治体で、住民の海外視察を行っているのは玄海町だけである。わざわざ欧州にまで行く理由は何か。視察の成果はどう生かされているのだろうか。参加者のひとりは「成果を行政に反映させるのは難しい」と語るが、町は今後も続ける予定でいる。

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  •  2012年冬、日本と中国で同時に新政権が発足した。しかし、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領土権を巡り、互いの主張は平行線で、日中関係は良好とは言えないままだ。どうしたら、隣国同士仲良くやっていけるのか。「日中関係を冷静に読む」の〈2〉として、朝日新聞国際編集部次長を務め、中国語電子マガジン「新鮮日本」の編集長も担当している野嶋剛さんに登場してもらった。

    2013年 日中関係を冷静に読む<2> 朝日新聞「新鮮日本」編集長 野嶋剛さんに聞く

     2012年冬、日本と中国で同時に新政権が発足した。しかし、尖閣諸島(中国名:釣魚島)の領土権を巡り、互いの主張は平行線で、日中関係は良好とは言えないままだ。どうしたら、隣国同士仲良くやっていけるのか。「日中関係を冷静に読む」の〈2〉として、朝日新聞国際編集部次長を務め、中国語電子マガジン「新鮮日本」の編集長も担当している野嶋剛さんに登場してもらった。

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  •  日本政府による尖閣諸島(中国名:釣魚島)の購入問題がきっかけとなり、2012年、日中両国の関係は悪化し、冷え込んだ。国交正常化40周年を祝うべき年は、ナショナリズムの荒波に翻弄された印象がある。その後、両国の政権指導者が交代した。2013年を迎え、今後の日中関係をどのように展望できるのか。日本と中国の双方に詳しい日中のジャーナリストに冷静な分析をうかがうことにした。まず、中国人ジャーナリストとして、早稲田大学への留学経験がある上海・東方早報記者、王国培さんに登場してもらった。(注)

    2013年 日中関係を冷静に読む<1> 東方早報記者 王国培さんに聞く

     日本政府による尖閣諸島(中国名:釣魚島)の購入問題がきっかけとなり、2012年、日中両国の関係は悪化し、冷え込んだ。国交正常化40周年を祝うべき年は、ナショナリズムの荒波に翻弄された印象がある。その後、両国の政権指導者が交代した。2013年を迎え、今後の日中関係をどのように展望できるのか。日本と中国の双方に詳しい日中のジャーナリストに冷静な分析をうかがうことにした。まず、中国人ジャーナリストとして、早稲田大学への留学経験がある上海・東方早報記者、王国培さんに登場してもらった。(注)

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  •  氏家恒太郎さんは、地質学者。沈み込みプレート境界で発生する地震に関する研究が専門だ。統合国際深海掘削計画に参加し、海底深くの地質調査に携わっている。そして、掘削調査で得られた地質サンプルを実験室に持ち帰り、摩擦の性質や微細構造を調べたり、化学組成の分析などを行う。現在は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を引き起こしたとされるプレート境界の調査に挑んでいる。氏家さんに、日々の研究活動を聞いた。

    圧倒的な自然に対し純粋な気持ちで挑む

     氏家恒太郎さんは、地質学者。沈み込みプレート境界で発生する地震に関する研究が専門だ。統合国際深海掘削計画に参加し、海底深くの地質調査に携わっている。そして、掘削調査で得られた地質サンプルを実験室に持ち帰り、摩擦の性質や微細構造を調べたり、化学組成の分析などを行う。現在は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を引き起こしたとされるプレート境界の調査に挑んでいる。氏家さんに、日々の研究活動を聞いた。

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  •  「石巻工房」は、東日本大震災後の2011年6月に宮城県石巻市に設立された。被災地におけるものづくりの場として注目され、「ヤフー石巻復興ベース」の協力を得て広く外に情報発信をしている。石巻工房長を務める元寿司職人の千葉隆博さんにお話をうかがった。

    「ものを作るスキルがあれば生きていける」 石巻工房の千葉隆博さん

     「石巻工房」は、東日本大震災後の2011年6月に宮城県石巻市に設立された。被災地におけるものづくりの場として注目され、「ヤフー石巻復興ベース」の協力を得て広く外に情報発信をしている。石巻工房長を務める元寿司職人の千葉隆博さんにお話をうかがった。

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  •  2012年7月末、三陸河北新報社(宮城県石巻市)のビル1階に「ヤフー石巻復興ベース」がオープンした。ネットメディアであるヤフーが被災地支援の取り組みとして展開したもので、地域内外の人や団体に対して広く開放し、継続的な支援や新サービスの構築・事業化を目指している。ネットメディアの新しい試みに自ら手を挙げて参加した石巻出身の石森洋史さんに取材した。

    ウェブでつなぐ被災地復興 ヤフー石巻復興ベースの石森洋史さんに聞く

     2012年7月末、三陸河北新報社(宮城県石巻市)のビル1階に「ヤフー石巻復興ベース」がオープンした。ネットメディアであるヤフーが被災地支援の取り組みとして展開したもので、地域内外の人や団体に対して広く開放し、継続的な支援や新サービスの構築・事業化を目指している。ネットメディアの新しい試みに自ら手を挙げて参加した石巻出身の石森洋史さんに取材した。

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  •  石巻のコミュニティFM「ラジオ石巻」のアナウンサー高橋幸枝さんは、震災当日、自分の子供たちの安否を心配ながら、被 災者が求める地震・津波情報や安否情報をスタジオから生放送で伝え続けました。15年のアナウンサー歴を持つ高橋さんに当時のお話をうかがいました。

    「泣きながら放送しました」   ラジオ石巻 アナウンサー 高橋幸枝さん インタビュー
    使命感と家族への思いで葛藤

     石巻のコミュニティFM「ラジオ石巻」のアナウンサー高橋幸枝さんは、震災当日、自分の子供たちの安否を心配ながら、被 災者が求める地震・津波情報や安否情報をスタジオから生放送で伝え続けました。15年のアナウンサー歴を持つ高橋さんに当時のお話をうかがいました。

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  •  東日本大震災による大津波で、甚大な被害を被った宮城県石巻市。電気、水道、通信とライフラインが途絶える中、地元の人が一番欲しい情報を発信し、人と人をつないだのは地元のコミュニティ放送「ラジオ石巻」だった。震災当時の放送運営に携わっていた鈴木孝也(すずき こうや)さんに、地元ラジオの強みについて振り返ってもらった。

    震災時、いちはやく地元情報を発信   ラジオ石巻 取締役相談役 鈴木孝也さんに聞く

     東日本大震災による大津波で、甚大な被害を被った宮城県石巻市。電気、水道、通信とライフラインが途絶える中、地元の人が一番欲しい情報を発信し、人と人をつないだのは地元のコミュニティ放送「ラジオ石巻」だった。震災当時の放送運営に携わっていた鈴木孝也(すずき こうや)さんに、地元ラジオの強みについて振り返ってもらった。

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  •  宮城県石巻市の地域紙である石巻日日新聞は、3.11東日本大震災で停電と津波の被害に遭い、輪転機は水没した。新聞発行が危機を迎えたとき、編集部員は手書きで記事を書き、壁新聞という形で被災者に伝え続けた。国内外から称賛された壁新聞発行の経緯や被災地メディアの現状とこれからについて、武内宏之さん(55)にお話をうかがった。

    戦時中の伝説が生んだ壁新聞   「石巻日日新聞」常務取締役 武内宏之さんに聞く
    「地域に住む者として何かしたかった」

     宮城県石巻市の地域紙である石巻日日新聞は、3.11東日本大震災で停電と津波の被害に遭い、輪転機は水没した。新聞発行が危機を迎えたとき、編集部員は手書きで記事を書き、壁新聞という形で被災者に伝え続けた。国内外から称賛された壁新聞発行の経緯や被災地メディアの現状とこれからについて、武内宏之さん(55)にお話をうかがった。

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