社会 Archive

  •  宮城県栗原市に「くりこま高原自然学校」という自然体験を通して教育をする学校がある。昨今、家のなかで過ごし外に出られない引きこもりの中学生や高校生が多いなか、親もとを離れて自然の中で暮らし、仲間やスタッフと協力してさまざまなことを学んでいく。「冒険教育」というコンセプトで、人間を大きく成長させる独自の教育を行い、コロナ禍の中でも創意工夫しながら活動を続けている。同学校スタッフの塚原俊也さん(41)に話を聞いた。

(トップの写真:くりこま高原自然学校廃材校舎前、「中国子どもスノーキャンプ」の集合写真=2019年2月14日、くりこま自然学校提供)

    自ら考え、行動できる人物形成を目指す 「くりこま高原自然学校」現地スタッフが語る冒険教育

     宮城県栗原市に「くりこま高原自然学校」という自然体験を通して教育をする学校がある。昨今、家のなかで過ごし外に出られない引きこもりの中学生や高校生が多いなか、親もとを離れて自然の中で暮らし、仲間やスタッフと協力してさまざまなことを学んでいく。「冒険教育」というコンセプトで、人間を大きく成長させる独自の教育を行い、コロナ禍の中でも創意工夫しながら活動を続けている。同学校スタッフの塚原俊也さん(41)に話を聞いた。 (トップの写真:くりこま高原自然学校廃材校舎前、「中国子どもスノーキャンプ」の集合写真=2019年2月14日、くりこま自然学校提供)

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  •  貧困、医療崩壊、東京オリンピック2020延期……新型コロナ肺炎によって発生した問題は数多くあるが、影響は出産の現場にも出ている。体調の悪い妊婦と夫が保健所でPCR検査を断られたケースがあった。「なぜ妊婦はPCR検査が受けられないの?」と東京都助産師会の有志が集まり、妊婦とその家族に対する新型コロナへの対応の改善を国に要望し、PCR検査希望をする妊婦に全額補助をする予算を勝ち取ることができた。今回、有志の一人である東京都助産師会地区分理事で助産師の清水幹子さん(44)に、出産の現場や活動の経緯を聞いた。

(トップ写真:清水幹子さん=SNSプロフィール画像より)

    「妊婦はPCR検査が受けられないの」助産師・清水幹子さんの疑問から全額補助に

     貧困、医療崩壊、東京オリンピック2020延期……新型コロナ肺炎によって発生した問題は数多くあるが、影響は出産の現場にも出ている。体調の悪い妊婦と夫が保健所でPCR検査を断られたケースがあった。「なぜ妊婦はPCR検査が受けられないの?」と東京都助産師会の有志が集まり、妊婦とその家族に対する新型コロナへの対応の改善を国に要望し、PCR検査希望をする妊婦に全額補助をする予算を勝ち取ることができた。今回、有志の一人である東京都助産師会地区分理事で助産師の清水幹子さん(44)に、出産の現場や活動の経緯を聞いた。 (トップ写真:清水幹子さん=SNSプロフィール画像より)

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  •  今年、有名人による自死が相次いで報じられた。5月に人気リアリティー番組の出演者で女子プロレスラーの木村花さんが、7月には人気俳優の三浦春馬さんが自死した。ネット上では、遺族を傷つけかねないような書き込みもある。こうした状況に、自死遺族NPO法人セレニティ代表の田口まゆさん(46)は懸念を投げかける。「遺族に追い打ちをかけるようなことはやめ、今はそっとしておくべき」。田口さん自身も父親を自死で亡くし、自死遺族ということで差別を受けた経験を持つ。今回、世間ではあまり認知されていない自死遺族への差別や、田口さんのこれまでの取り組みについて話を聞いた。

(トップ写真:田口まゆさん=自宅で、田口さん提供)

    死に方によって差別されない社会を求めて 自死遺族NPOの田口まゆさんに聞く

     今年、有名人による自死が相次いで報じられた。5月に人気リアリティー番組の出演者で女子プロレスラーの木村花さんが、7月には人気俳優の三浦春馬さんが自死した。ネット上では、遺族を傷つけかねないような書き込みもある。こうした状況に、自死遺族NPO法人セレニティ代表の田口まゆさん(46)は懸念を投げかける。「遺族に追い打ちをかけるようなことはやめ、今はそっとしておくべき」。田口さん自身も父親を自死で亡くし、自死遺族ということで差別を受けた経験を持つ。今回、世間ではあまり認知されていない自死遺族への差別や、田口さんのこれまでの取り組みについて話を聞いた。 (トップ写真:田口まゆさん=自宅で、田口さん提供)

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  •  今年5月、東京都に住む70代男性が孤独死、新型コロナに感染していたことが発覚した。コロナ禍で民生委員による見回り活動は停止し、孤独死の現場は深刻化している。そんな中、孤独死課題に取り組むNPO法人エンリッチ代表の紺野功さん(60)に話を聞いた。紺野さんは「高齢者向けの見守りサービスはあるけど、現役世代の見守りって、ないんです」と指摘した。

(トップ写真:紺野功さん=紺野さん提供)

    弟の死がきっかけ、「最後は地域に役立つことを」 孤独死に取り組むNPO法人エンリッチ代表、紺野功さんに聞く

     今年5月、東京都に住む70代男性が孤独死、新型コロナに感染していたことが発覚した。コロナ禍で民生委員による見回り活動は停止し、孤独死の現場は深刻化している。そんな中、孤独死課題に取り組むNPO法人エンリッチ代表の紺野功さん(60)に話を聞いた。紺野さんは「高齢者向けの見守りサービスはあるけど、現役世代の見守りって、ないんです」と指摘した。 (トップ写真:紺野功さん=紺野さん提供)

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  •  環境運動家で明治学院大学教授の辻信一さん(67)は、のんびり生きることで、環境と文化を守り、心身も健全に保つという「スローライフ」を訴えてきた。2003年からは毎年夏至の日に電気を消して、ろうそくの灯りのもとで大切な人とスローに過ごす夜を呼びかける「100万人のキャンドルナイト」を開催してきたが、あえて2012年に終わらせた。その後、農作業など様々な活動を通して、実践しているというスローライフについて聞いた。

(トップ写真:大学の隣にある公園はお気に入りの散歩コースという辻信一さん=2019年5月17日、横浜市戸塚区舞岡公園、吉田光希撮影)

    「スローとは繋がり」環境運動家・辻信一さんが語るスローライフ

     環境運動家で明治学院大学教授の辻信一さん(67)は、のんびり生きることで、環境と文化を守り、心身も健全に保つという「スローライフ」を訴えてきた。2003年からは毎年夏至の日に電気を消して、ろうそくの灯りのもとで大切な人とスローに過ごす夜を呼びかける「100万人のキャンドルナイト」を開催してきたが、あえて2012年に終わらせた。その後、農作業など様々な活動を通して、実践しているというスローライフについて聞いた。 (トップ写真:大学の隣にある公園はお気に入りの散歩コースという辻信一さん=2019年5月17日、横浜市戸塚区舞岡公園、吉田光希撮影)

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  •  東京都新宿区、早稲田通り沿いにある「喫茶 タビビトの木」は旅をテーマにしたカフェ。尾林安政店長(47)がこれまでに訪れたタイやインド、チベットなどの料理を提供する。今年5月でオープンから1周年を迎えた。旅先で知らない人同士が集う「ゲストハウス」みたいな店にしたいという。日常の中で旅を感じられる場、そして人と人とが繋がれる場として、こだわりが詰まった店だ。

(トップの写真:中国で使われているティーポットを手にする尾林安政店長=2018年5月18日、新宿区西早稲田の喫茶タビビトの木、戸恒幾汰撮影)

    旅人たちの止まり木に
    カフェから旅の魅力を発信する尾林安政店長

     東京都新宿区、早稲田通り沿いにある「喫茶 タビビトの木」は旅をテーマにしたカフェ。尾林安政店長(47)がこれまでに訪れたタイやインド、チベットなどの料理を提供する。今年5月でオープンから1周年を迎えた。旅先で知らない人同士が集う「ゲストハウス」みたいな店にしたいという。日常の中で旅を感じられる場、そして人と人とが繋がれる場として、こだわりが詰まった店だ。 (トップの写真:中国で使われているティーポットを手にする尾林安政店長=2018年5月18日、新宿区西早稲田の喫茶タビビトの木、戸恒幾汰撮影)

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  •  早稲田大学学生部が実施している「学生生活調査」(2016年度)によると、学生の4割が学生生活全般に関して不安や悩みを抱えていることが分かった。最近はSNSに関連したコミュニケーションの悩みを抱える学生が増えているという。同大保健センター・学生相談室の心理専門相談員、樫木啓二さんは、気軽に相談に訪れてほしいと呼びかけている。

(トップの写真:「こんなことで相談していいのか、などと抱え込まないで気軽に来てほしい」と話す学生相談室心理専門相談員の樫木啓二さん=2018年7月12日、東京都新宿区早稲田キャンパス、金安如依撮影)

    悩み事、抱え込まずに学生相談室へ

     早稲田大学学生部が実施している「学生生活調査」(2016年度)によると、学生の4割が学生生活全般に関して不安や悩みを抱えていることが分かった。最近はSNSに関連したコミュニケーションの悩みを抱える学生が増えているという。同大保健センター・学生相談室の心理専門相談員、樫木啓二さんは、気軽に相談に訪れてほしいと呼びかけている。 (トップの写真:「こんなことで相談していいのか、などと抱え込まないで気軽に来てほしい」と話す学生相談室心理専門相談員の樫木啓二さん=2018年7月12日、東京都新宿区早稲田キャンパス、金安如依撮影)

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  •  早稲田大学GS(Gender and Sexuality)センターは、開設から2年目を迎えている。学生や職員の多様な価値観や生き方を尊重するキャンパスを目指し、ジェンダーやセクシュアリティに関する悩みを抱えた学生や職員のより所として活動している。学生や職員からの声が制度改革につながる例も出てきた。しかし、意識面での変化は道半ば。「整ってきた制度にどれだけ心が追いつくかです」と同センター専門職員の渡邉歩さんは語る。誰もが暮らしやすい社会のために、何が必要なのか。

(トップの写真:学生からの相談に応じる渡邉歩さん=2018年7月10日、早稲田大学GSセンター、戸恒幾汰撮影)

    心の変化に向け取り組み進む 早稲田大学GSセンター

     早稲田大学GS(Gender and Sexuality)センターは、開設から2年目を迎えている。学生や職員の多様な価値観や生き方を尊重するキャンパスを目指し、ジェンダーやセクシュアリティに関する悩みを抱えた学生や職員のより所として活動している。学生や職員からの声が制度改革につながる例も出てきた。しかし、意識面での変化は道半ば。「整ってきた制度にどれだけ心が追いつくかです」と同センター専門職員の渡邉歩さんは語る。誰もが暮らしやすい社会のために、何が必要なのか。 (トップの写真:学生からの相談に応じる渡邉歩さん=2018年7月10日、早稲田大学GSセンター、戸恒幾汰撮影)

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  •  里親家庭や養子縁組の家族らを被写体とした写真展「フォスター」が、6月2日から7月1日まで東京都世田谷区で開催された。親子が一緒に台所に立つ姿やこたつでくつろぐ姿など、何気ない家族の日常を切り取った写真が並んだ。企画した神奈川県川崎市の写真家・江連麻紀さん(38)に、伝えたい思いを聞いた。

(トップの写真:写真展を企画した江連麻紀さん。カメラを向ける先には、生きづらさを抱えた人が多い=2018年6月12日、東京都世田谷区、清水郁撮影)

    「完璧じゃなくていい」
    里親家庭や養子縁組家族を撮る写真家・江連麻紀さん

     里親家庭や養子縁組の家族らを被写体とした写真展「フォスター」が、6月2日から7月1日まで東京都世田谷区で開催された。親子が一緒に台所に立つ姿やこたつでくつろぐ姿など、何気ない家族の日常を切り取った写真が並んだ。企画した神奈川県川崎市の写真家・江連麻紀さん(38)に、伝えたい思いを聞いた。 (トップの写真:写真展を企画した江連麻紀さん。カメラを向ける先には、生きづらさを抱えた人が多い=2018年6月12日、東京都世田谷区、清水郁撮影)

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  •  「セクシュアル・ハラスメント」は、29年前の裁判がきっかけで広まった言葉だった。この訴訟を担当したのは第二東京弁護士会所属の角田由紀子さん(75)。元財務事務次官による女性記者へのセクハラ問題で、財務省が被害者に名乗り出るように求めた際、撤回を求めて署名活動を行った。30年近く「セクハラ」問題と向き合う角田さんに、自身の体験と照らし合わせて現状をどう見ているか聞いた。

(トップの写真:「30年経っても性差別の構造は変わっていない」と語る角田由紀子弁護士=2018年6月21日、東京都千代田区の弁護士会館、平木場大器撮影)

    「セクハラ」問題と戦い続ける弁護士

     「セクシュアル・ハラスメント」は、29年前の裁判がきっかけで広まった言葉だった。この訴訟を担当したのは第二東京弁護士会所属の角田由紀子さん(75)。元財務事務次官による女性記者へのセクハラ問題で、財務省が被害者に名乗り出るように求めた際、撤回を求めて署名活動を行った。30年近く「セクハラ」問題と向き合う角田さんに、自身の体験と照らし合わせて現状をどう見ているか聞いた。 (トップの写真:「30年経っても性差別の構造は変わっていない」と語る角田由紀子弁護士=2018年6月21日、東京都千代田区の弁護士会館、平木場大器撮影)

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  •  早稲田通りにある「早稲田小劇場どらま館」の1階に今年6月、コッペパンを使った軽食店「COPPE(コッペ)」がオープンした。コッペパンは最近テレビの情報番組などで頻繁に特集されたり、料理本なども売り出されたりしてブームとなっている。手軽で単価も安く、ボリュームもあることが理由のようだ。昔はよく給食などで出され、懐かしさから手に取る人も多いのではないだろうか。手軽な美味しさは、早稲田生にウケるのか。

(トップの写真:「COPPE」で販売中のイチゴ&ホイップコッペとアイスティー。早稲田生なら、休憩時に大隈庭園で食べるのもいい=東京都新宿区の大隈庭園で、2017年7月19日、二神花帆撮影)

    早稲田通りに「COPPE」開店
    コッペパンブーム到来

     早稲田通りにある「早稲田小劇場どらま館」の1階に今年6月、コッペパンを使った軽食店「COPPE(コッペ)」がオープンした。コッペパンは最近テレビの情報番組などで頻繁に特集されたり、料理本なども売り出されたりしてブームとなっている。手軽で単価も安く、ボリュームもあることが理由のようだ。昔はよく給食などで出され、懐かしさから手に取る人も多いのではないだろうか。手軽な美味しさは、早稲田生にウケるのか。 (トップの写真:「COPPE」で販売中のイチゴ&ホイップコッペとアイスティー。早稲田生なら、休憩時に大隈庭園で食べるのもいい=東京都新宿区の大隈庭園で、2017年7月19日、二神花帆撮影)

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  • 企業の入社試験で利用されているウェブテストで、業者が受験者に代わって試験を受ける代行受験が、ビジネスとして行われている。代行業者の1つは取材に対し、違法性を否認した上で「これが道徳に反するかって話になるとそこはとらえ方」と述べ、「この2年で1万人の代行をした」と話した。ウェブテスト提供会社のリクルートキャリア(本社=東京都千代田区)は、「現在のところはとりたてて対応をとっているということはない」ことを明らかにし、「今後の状況によっては適切に判断する」と回答した。(上の写真は「Webテスト攻略.com」のHP画面の一部、2017年6月1日現在)

    ネットの入社試験 業者が代行「2年で1万件」
    試験提供会社は「とりたてて対応とっていない」

    企業の入社試験で利用されているウェブテストで、業者が受験者に代わって試験を受ける代行受験が、ビジネスとして行われている。代行業者の1つは取材に対し、違法性を否認した上で「これが道徳に反するかって話になるとそこはとらえ方」と述べ、「この2年で1万人の代行をした」と話した。ウェブテスト提供会社のリクルートキャリア(本社=東京都千代田区)は、「現在のところはとりたてて対応をとっているということはない」ことを明らかにし、「今後の状況によっては適切に判断する」と回答した。(上の写真は「Webテスト攻略.com」のHP画面の一部、2017年6月1日現在)

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  •  東京都大田区の大岡山駅を出てすぐ右手に見えてくる大岡山北口商店街。居酒屋や喫茶店が軒を連ねる一角に、沖縄・宮古島の出身者らが集まるコミュニティーバー「タンディ・ガ・タンディ」がある。島の言葉で「ありがとう」を意味する店は、もとは常連客で島出身の宮国優子さん(45)が、2012年に宮古島に移住した前オーナーから譲り受けて営業している。宮国さんは「島の人はもちろん、いろんな人が議論や交流できる場所にしたい」と言う。

    大岡山のバーを拠点に 東京と宮古島をつなぐ

     東京都大田区の大岡山駅を出てすぐ右手に見えてくる大岡山北口商店街。居酒屋や喫茶店が軒を連ねる一角に、沖縄・宮古島の出身者らが集まるコミュニティーバー「タンディ・ガ・タンディ」がある。島の言葉で「ありがとう」を意味する店は、もとは常連客で島出身の宮国優子さん(45)が、2012年に宮古島に移住した前オーナーから譲り受けて営業している。宮国さんは「島の人はもちろん、いろんな人が議論や交流できる場所にしたい」と言う。

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  •  早稲田大学国際教養学部4年の影山鈴華(りんか)さん(21)は、5月6日に大宮ソニックシティーで行われたミスコンテスト「ミススプラナショナル」日本大会に、埼玉県代表として出場した。2013年には「ミス・ユニバース」にも挑戦。出場で「その人らしい美しさを引き出したい」という思いが高まったといい、内面と外見の美しさの磨き方を教える「ビューティースクール」の開設を目指す。

    ミスコン出場の経験生かし 「美しさ」の磨き方伝えたい

     早稲田大学国際教養学部4年の影山鈴華(りんか)さん(21)は、5月6日に大宮ソニックシティーで行われたミスコンテスト「ミススプラナショナル」日本大会に、埼玉県代表として出場した。2013年には「ミス・ユニバース」にも挑戦。出場で「その人らしい美しさを引き出したい」という思いが高まったといい、内面と外見の美しさの磨き方を教える「ビューティースクール」の開設を目指す。

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  •  国内の8割以上のエレベーターで、ブレーキを二重にするなどして、1つのブレーキが故障した際に扉が開いたまま動くことを防ぐ新基準の安全装置(戸開走行保護装置)が設置されていない。国土交通省は「安全装置が設置されたエレベーターは、国内にある約70万台のエレベーターの2割未満で、10数万台程度だ」と話す。その国土交通省の庁舎エレベーターにも同装置は2016年1月現在、設置されていない。新基準の安全装置は、2009年9月の建築基準法施行令の改正によって設置が義務付けられたが、施行令の改正前に設置されたエレベーターは義務化の対象外となっているだめだ。既存のエレベーターの安全性は改善されないままで、エレベーター事故の遺族から批判が出ている。
(上の写真は2006年6月に戸開走行事故が起きた事故現場で。事故を起こしたエレベーターは現在、既に交換されている=東京都港区 2016年1月撮影)

    エレベーター8割 新基準の安全装置なし 施行令改正から7年 国交省庁舎も設置せず 既存設備には義務なく 事故遺族は批判

     国内の8割以上のエレベーターで、ブレーキを二重にするなどして、1つのブレーキが故障した際に扉が開いたまま動くことを防ぐ新基準の安全装置(戸開走行保護装置)が設置されていない。国土交通省は「安全装置が設置されたエレベーターは、国内にある約70万台のエレベーターの2割未満で、10数万台程度だ」と話す。その国土交通省の庁舎エレベーターにも同装置は2016年1月現在、設置されていない。新基準の安全装置は、2009年9月の建築基準法施行令の改正によって設置が義務付けられたが、施行令の改正前に設置されたエレベーターは義務化の対象外となっているだめだ。既存のエレベーターの安全性は改善されないままで、エレベーター事故の遺族から批判が出ている。 (上の写真は2006年6月に戸開走行事故が起きた事故現場で。事故を起こしたエレベーターは現在、既に交換されている=東京都港区 2016年1月撮影)

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  •  動物のクマをイメージし、早稲田大学のマスコットキャラクターとしてすっかり定着した”WASEDA BEAR”。大学が新たに”WASEDA BEAR”の女性版を制作し、2014年の7月に名前の募集を開始したところ、同大学の教授陣らがジェンダー的な視座から女性版をつくることに反対を表明した。大学側は反対意見に配慮し、”WASEDA BEAR”の女性版の名前募集を中断し、公式発表を保留にした。今後の対応は未定で、”WASEDA BEAR”の女性版は宙に浮いた形になっている。

    早稲田のマスコット ”WASEDA BEAR” 女性版 名称募集が保留に
    ージェンダー的視点からの反対意見に配慮ー

     動物のクマをイメージし、早稲田大学のマスコットキャラクターとしてすっかり定着した”WASEDA BEAR”。大学が新たに”WASEDA BEAR”の女性版を制作し、2014年の7月に名前の募集を開始したところ、同大学の教授陣らがジェンダー的な視座から女性版をつくることに反対を表明した。大学側は反対意見に配慮し、”WASEDA BEAR”の女性版の名前募集を中断し、公式発表を保留にした。今後の対応は未定で、”WASEDA BEAR”の女性版は宙に浮いた形になっている。

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  •  早稲田大学のキャンパスを回るツアーは、年間1万5千人が参加する国内最大規模の人気ツアーだ。1989年のスタートから25年。これまでの参加者数は23万人を超え、質の高い学生ガイドに支えられている。

    キャンパスツアー25年 学生ガイドで「早稲田に親しんで」

     早稲田大学のキャンパスを回るツアーは、年間1万5千人が参加する国内最大規模の人気ツアーだ。1989年のスタートから25年。これまでの参加者数は23万人を超え、質の高い学生ガイドに支えられている。

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  •  街中で突然、たくさんの人が踊りだしたり静止したりして、その場にいる人を驚きの渦に巻き込んでいく。フラッシュモブと呼ばれるこうしたパフォーマンスを提供するサークル、早稲田大学フラッシュモ部の幹事長を務めるのは早稲田大学商学部の2年生、西出(にしで)健司(けんじ)さん(22)だ。「フラッシュモブをもっと多くの人に広める」ために、日々、フラッシュモブの新たな可能性を模索している。

    「フラッシュモブの新しい可能性を」 サークルは急成長

     街中で突然、たくさんの人が踊りだしたり静止したりして、その場にいる人を驚きの渦に巻き込んでいく。フラッシュモブと呼ばれるこうしたパフォーマンスを提供するサークル、早稲田大学フラッシュモ部の幹事長を務めるのは早稲田大学商学部の2年生、西出(にしで)健司(けんじ)さん(22)だ。「フラッシュモブをもっと多くの人に広める」ために、日々、フラッシュモブの新たな可能性を模索している。

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  •   「清く正しく美しく」をモットーに活動を続けるアイドルグループ、制服向上委員会(SKi)は、今年で活動開始から22年目を迎える。「可愛く歌って踊り、社会問題を提起していく」と、グループの会長である橋本美香さん(34)は話す。集団的自衛権の行使容認など最近の政治状況についても「政治家だけで強引に決めていくやり方」と疑問を抱いており、今後も、歌を通じて社会にメッセージを伝えていきたいと話した。

    歌で社会へメッセージ アイドルグループ会長が伝えたいこと

      「清く正しく美しく」をモットーに活動を続けるアイドルグループ、制服向上委員会(SKi)は、今年で活動開始から22年目を迎える。「可愛く歌って踊り、社会問題を提起していく」と、グループの会長である橋本美香さん(34)は話す。集団的自衛権の行使容認など最近の政治状況についても「政治家だけで強引に決めていくやり方」と疑問を抱いており、今後も、歌を通じて社会にメッセージを伝えていきたいと話した。

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  •  法務省入国管理施設に収容されている外国人が、職員の対応や医療などの処遇について2003年から2012年の間に行った398件の不服申し立てのうち、入管側が認めたのは2件で、それ以外は不受理とされていた。Jスクール学生取材班の情報公開請求で明らかになった。退けられた不服申し立てのうち126件は、その結果を不服として法務大臣に対し異議を申し立てたが、それも認められたのは2件だ。ほとんどの不服申し立てが退けられていることについて法務省入国管理局は「施設内の職員が適切な処遇に努めている結果だ」と説明するが、被収容者の支援団体は、「不服申し立ての制度が機能していない。あってないような制度」と制度の運用そのものを問題視している。
=トップの写真は不服申し立て実施状況とその申し立て内容についての文書。
文書はほとんど黒塗りされて読めない。

    入国管理施設 収容外国人の不服申し立て398件 うち受理は2件 2003~2012年 情報公開請求で明らかに

     法務省入国管理施設に収容されている外国人が、職員の対応や医療などの処遇について2003年から2012年の間に行った398件の不服申し立てのうち、入管側が認めたのは2件で、それ以外は不受理とされていた。Jスクール学生取材班の情報公開請求で明らかになった。退けられた不服申し立てのうち126件は、その結果を不服として法務大臣に対し異議を申し立てたが、それも認められたのは2件だ。ほとんどの不服申し立てが退けられていることについて法務省入国管理局は「施設内の職員が適切な処遇に努めている結果だ」と説明するが、被収容者の支援団体は、「不服申し立ての制度が機能していない。あってないような制度」と制度の運用そのものを問題視している。 =トップの写真は不服申し立て実施状況とその申し立て内容についての文書。 文書はほとんど黒塗りされて読めない。

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