地域 Archive

  • JR山手線と西武新宿線、地下鉄東西線の三つの路線が乗り入れる高田馬場駅。その駅前には島型のロータリー広場と呼ばれる場所がある。近隣には早稲田大学や東京富士大学、多くの専門学校や予備校などがひしめきあう「学生の街」として知られ、高田馬場を象徴する場所だ。そのロータリー広場は、コロナ禍以前からおのおのが持ち寄った酒類の空き缶や瓶、タバコの吸い殻などのゴミの散乱が問題になっていた。早稲田大学教育学部4年の新井国憲さん(23)は、ロータリー広場をきれいにするサークルを立ち上げた。自治体や企業・地域と連携して、ゴミを「捨てさせない」環境を作りたいという新井さん。ただ、ロータリー広場の閉鎖には違和感を覚え、ロータリー広場を「きれいな高田馬場」の象徴とすることを目指している。

    高田馬場駅前ロータリーをきれいに 封鎖やメディアの取り上げ方には疑問 環境・まちづくりサークルの新井国憲さん

    JR山手線と西武新宿線、地下鉄東西線の三つの路線が乗り入れる高田馬場駅。その駅前には島型のロータリー広場と呼ばれる場所がある。近隣には早稲田大学や東京富士大学、多くの専門学校や予備校などがひしめきあう「学生の街」として知られ、高田馬場を象徴する場所だ。そのロータリー広場は、コロナ禍以前からおのおのが持ち寄った酒類の空き缶や瓶、タバコの吸い殻などのゴミの散乱が問題になっていた。早稲田大学教育学部4年の新井国憲さん(23)は、ロータリー広場をきれいにするサークルを立ち上げた。自治体や企業・地域と連携して、ゴミを「捨てさせない」環境を作りたいという新井さん。ただ、ロータリー広場の閉鎖には違和感を覚え、ロータリー広場を「きれいな高田馬場」の象徴とすることを目指している。

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  • 2020年の新型コロナウイルス流行に伴い、飲食店からのテイクアウトや路上飲みが増加し、繁華街を中心に改めてゴミのポイ捨てが問題となっている。街の清掃活動を続けるグリーンバード新宿チームでは、東京都新宿区内の早稲田・西早稲田・神楽坂を中心に、清掃の他にもイベント活動を行っている。母体となるNPO団体のグリーンバードは2003年に原宿で始まり、現在、国内外で多くのチームが活動中だ。2014年に発足した新宿チームで、現在リーダーを務めている伊藤陽平さん(33)に話を聞いた。

(トップ写真:グリーンバード新宿チームのリーダー・伊藤陽平さん)

    「ゴミを拾う体験を通して街づくりの意識を」 街のゴミ拾い活動を続ける伊藤陽平さんに聞く

    2020年の新型コロナウイルス流行に伴い、飲食店からのテイクアウトや路上飲みが増加し、繁華街を中心に改めてゴミのポイ捨てが問題となっている。街の清掃活動を続けるグリーンバード新宿チームでは、東京都新宿区内の早稲田・西早稲田・神楽坂を中心に、清掃の他にもイベント活動を行っている。母体となるNPO団体のグリーンバードは2003年に原宿で始まり、現在、国内外で多くのチームが活動中だ。2014年に発足した新宿チームで、現在リーダーを務めている伊藤陽平さん(33)に話を聞いた。 (トップ写真:グリーンバード新宿チームのリーダー・伊藤陽平さん)

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  •  神楽坂にある赤城神社で7月7日、今年も七夕祭が行われた。地域のアーティスト団体と協力して、日本舞踊などの伝統芸能の奉納に加え、音楽ライブなどを開催した。同神社は、9年前に建て替えられた。モダンな雰囲気が話題を呼び、地域の外から若者や外国人観光客が訪れるようになった。氏神として地域を守る役割と、観光名所としての役割を持つ赤城神社を訪ねた。

(トップ写真:左から、F/Actoryの今野誠二郎さん、宮司の風山栄雄さん、巫女の宇田川結香さん=2019年7月14日、新宿区神楽坂赤城神社、吉田光希撮影)

    赤城神社が七夕祭で見せた新たな一歩

     神楽坂にある赤城神社で7月7日、今年も七夕祭が行われた。地域のアーティスト団体と協力して、日本舞踊などの伝統芸能の奉納に加え、音楽ライブなどを開催した。同神社は、9年前に建て替えられた。モダンな雰囲気が話題を呼び、地域の外から若者や外国人観光客が訪れるようになった。氏神として地域を守る役割と、観光名所としての役割を持つ赤城神社を訪ねた。 (トップ写真:左から、F/Actoryの今野誠二郎さん、宮司の風山栄雄さん、巫女の宇田川結香さん=2019年7月14日、新宿区神楽坂赤城神社、吉田光希撮影)

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  •  2019年4月1日、早稲田大学にAIを学べる新たな学生団体が誕生した。WASEDA AI LABは、国籍・大学・学部問わず、データサイエンスについて学びたいと思う学生のための組織だ。20名のコアメンバーを軸とし活動を展開する。これまでも、AI事業を展開する企業とコラボし競馬予想を行う体験型イベントを催すなど、日本のAI(人工知能)人材不足問題を解決したいという思いで活動をしている。

(トップの写真:WASEDA AI LAB代表 末富ニコラス健丸さん(23)。特技は語学。4ヶ国語を流暢に扱うマルチリンガルだ=2019年7月8日、東京都新宿区の早稲田大)

    A I を学べる学生団体 WASEDA AI LAB 誕生!

     2019年4月1日、早稲田大学にAIを学べる新たな学生団体が誕生した。WASEDA AI LABは、国籍・大学・学部問わず、データサイエンスについて学びたいと思う学生のための組織だ。20名のコアメンバーを軸とし活動を展開する。これまでも、AI事業を展開する企業とコラボし競馬予想を行う体験型イベントを催すなど、日本のAI(人工知能)人材不足問題を解決したいという思いで活動をしている。 (トップの写真:WASEDA AI LAB代表 末富ニコラス健丸さん(23)。特技は語学。4ヶ国語を流暢に扱うマルチリンガルだ=2019年7月8日、東京都新宿区の早稲田大)

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  •  東京都新宿区大久保の一角にある万年湯は、2016年にリニューアルして以来、外国人や若い人でにぎわっているという。今、流行りの韓国のアメリカンドッグ「ハットグ」を片手に女子学生も訪れる。タオルを無料で貸し出しているので、手ぶらで行くことができる。訪ねてみると、浴室の障子風の大きな窓からは、柔らかな光が差し込み、いわゆる昔からの富士山が描かれた銭湯ではなく、壁には鶴のモザイクタイルがはめ込まれていてモダンな雰囲気だ。

(トップ写真:都心の隠れ湯を意識した「万年湯」を経営する武田信玄さん=2019年7月14日、東京都新宿区大久保、萩野愛撮影)

    貸しタオル、貸しロッカーなど外国人や若い人でにぎわう万年湯

     東京都新宿区大久保の一角にある万年湯は、2016年にリニューアルして以来、外国人や若い人でにぎわっているという。今、流行りの韓国のアメリカンドッグ「ハットグ」を片手に女子学生も訪れる。タオルを無料で貸し出しているので、手ぶらで行くことができる。訪ねてみると、浴室の障子風の大きな窓からは、柔らかな光が差し込み、いわゆる昔からの富士山が描かれた銭湯ではなく、壁には鶴のモザイクタイルがはめ込まれていてモダンな雰囲気だ。 (トップ写真:都心の隠れ湯を意識した「万年湯」を経営する武田信玄さん=2019年7月14日、東京都新宿区大久保、萩野愛撮影)

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  •  キャッシュレス決済がコンビニエンスストアでも導入され、目にする機会が多くなった。早稲田・大隈通り商店街は昨年から積極的に導入を促している。大隈通り商店街会長の安井浩和さん(41)は「初期段階から使うことで、小規模店の声を届けることができ、商店街にとっての使いやすさにもつながる」と期待を込める。一方、未導入の店舗も一定数あり、課題を指摘する声も。新しい時代に向けた地元商店街の生き残り策を現場に見た。

(トップの写真:大隈通り商店街会長・安井浩和さんの食料品店「こだわり商店」では4種類のコード決済が使える=2019年7月8日、東京都新宿区、中西慧撮影)

    どうする?どうなる? 早稲田・大隈通り商店街のキャッシュレス決済 

     キャッシュレス決済がコンビニエンスストアでも導入され、目にする機会が多くなった。早稲田・大隈通り商店街は昨年から積極的に導入を促している。大隈通り商店街会長の安井浩和さん(41)は「初期段階から使うことで、小規模店の声を届けることができ、商店街にとっての使いやすさにもつながる」と期待を込める。一方、未導入の店舗も一定数あり、課題を指摘する声も。新しい時代に向けた地元商店街の生き残り策を現場に見た。 (トップの写真:大隈通り商店街会長・安井浩和さんの食料品店「こだわり商店」では4種類のコード決済が使える=2019年7月8日、東京都新宿区、中西慧撮影)

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  • 教室に早めに入ると必ずと言っていいほど、学生たちが食事をしている。2限と3限の間の昼休み、コンビニには長蛇の列が、学食の食券売場の前も行列ができている。私が「ワセダのランチラッシュ」と名付けた光景である。大教室のうしろで、カップラーメンをすする学生がいたのには愕然とした。学生たちはどうして落ち着いてランチタイムを過ごせないのだろうか。いつも疑問に思っていた。 

私が担当する「雑誌編集入門B」(政治学研究科ジャーナリズムコース)では、院生による自主的なフリーペーパーの制作に取り組んでいる。2018年度は、「早稲田の食」をテーマに、「ランチラッシュ」の実態とその原因、解消の方策を取り上げた。

    ワセダのランチラッシュ 解明するフリーペーパー

    教室に早めに入ると必ずと言っていいほど、学生たちが食事をしている。2限と3限の間の昼休み、コンビニには長蛇の列が、学食の食券売場の前も行列ができている。私が「ワセダのランチラッシュ」と名付けた光景である。大教室のうしろで、カップラーメンをすする学生がいたのには愕然とした。学生たちはどうして落ち着いてランチタイムを過ごせないのだろうか。いつも疑問に思っていた。 私が担当する「雑誌編集入門B」(政治学研究科ジャーナリズムコース)では、院生による自主的なフリーペーパーの制作に取り組んでいる。2018年度は、「早稲田の食」をテーマに、「ランチラッシュ」の実態とその原因、解消の方策を取り上げた。

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  •  高田馬場駅から早稲田通りを沿って10分ほど歩いたところに、白黒の看板を掲げる「ウルムチ」がある。パティグリ・アブラさんとハミティ・オスマンさん夫婦が経営しているウィグル料理店だ。店名の由来は、二人の出身地、新疆ウイグル自治区首府ウルムチへの思いにある。今年で3年目を迎える。

(トップ写真:パティグリさんがラグ麺を作っている。両手で引きのばして作って、茹で、鶏肉や羊肉、野菜、唐辛子などの炒めものをかけ、食前に混ぜて食べる。)

    高田馬場のウルムチ

     高田馬場駅から早稲田通りを沿って10分ほど歩いたところに、白黒の看板を掲げる「ウルムチ」がある。パティグリ・アブラさんとハミティ・オスマンさん夫婦が経営しているウィグル料理店だ。店名の由来は、二人の出身地、新疆ウイグル自治区首府ウルムチへの思いにある。今年で3年目を迎える。 (トップ写真:パティグリさんがラグ麺を作っている。両手で引きのばして作って、茹で、鶏肉や羊肉、野菜、唐辛子などの炒めものをかけ、食前に混ぜて食べる。)

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  • 小雨の降る夜に、街の向こうに明るい光が見えてきた。イタリア風のラーメン屋「一八亭」の看板だ。西武新宿線の西武柳沢駅から歩いて7分で着けた。店に入ると、温かい黄色を基調としたライトに癒された。お店を経営するイタリア人の夫ジャンニさんと日本人の妻知枝さんが出迎えてくれた。

(トップの写真:テボで湯切りをするジャンニさん)

    ラーメンなのに、イタリアン

    小雨の降る夜に、街の向こうに明るい光が見えてきた。イタリア風のラーメン屋「一八亭」の看板だ。西武新宿線の西武柳沢駅から歩いて7分で着けた。店に入ると、温かい黄色を基調としたライトに癒された。お店を経営するイタリア人の夫ジャンニさんと日本人の妻知枝さんが出迎えてくれた。 (トップの写真:テボで湯切りをするジャンニさん)

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  •  早稲田大学学生部が実施している「学生生活調査」(2016年度)によると、学生の4割が学生生活全般に関して不安や悩みを抱えていることが分かった。最近はSNSに関連したコミュニケーションの悩みを抱える学生が増えているという。同大保健センター・学生相談室の心理専門相談員、樫木啓二さんは、気軽に相談に訪れてほしいと呼びかけている。

(トップの写真:「こんなことで相談していいのか、などと抱え込まないで気軽に来てほしい」と話す学生相談室心理専門相談員の樫木啓二さん=2018年7月12日、東京都新宿区早稲田キャンパス、金安如依撮影)

    悩み事、抱え込まずに学生相談室へ

     早稲田大学学生部が実施している「学生生活調査」(2016年度)によると、学生の4割が学生生活全般に関して不安や悩みを抱えていることが分かった。最近はSNSに関連したコミュニケーションの悩みを抱える学生が増えているという。同大保健センター・学生相談室の心理専門相談員、樫木啓二さんは、気軽に相談に訪れてほしいと呼びかけている。 (トップの写真:「こんなことで相談していいのか、などと抱え込まないで気軽に来てほしい」と話す学生相談室心理専門相談員の樫木啓二さん=2018年7月12日、東京都新宿区早稲田キャンパス、金安如依撮影)

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  •  2011年の東日本大震災から7年。阿部浩一福島大学教授(50)は、「ふくしま歴史資料保存ネットワーク」の代表として、震災で危機に瀕した歴史資料を保存する活動を続けている。被災地の記憶を次の世代へ残すため活動する阿部教授を追うと、福島の人と共に歩もうとする姿が見えてきた。

(トップの写真:明治期の手紙を一枚一枚、丁寧にめくり、シャッターに収める阿部教授と学生たち=2018年5月23日、福島大学、門間圭祐撮影)

    被災地の記憶を後世へ
    歴史資料の保存進める福島大教授

     2011年の東日本大震災から7年。阿部浩一福島大学教授(50)は、「ふくしま歴史資料保存ネットワーク」の代表として、震災で危機に瀕した歴史資料を保存する活動を続けている。被災地の記憶を次の世代へ残すため活動する阿部教授を追うと、福島の人と共に歩もうとする姿が見えてきた。 (トップの写真:明治期の手紙を一枚一枚、丁寧にめくり、シャッターに収める阿部教授と学生たち=2018年5月23日、福島大学、門間圭祐撮影)

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  •  様々な生きづらさを抱えた子供達に家庭や学校以外の居場所を提供するNPO法人、ハーフタイム(東京都葛飾区、石原啓子理事長)。2010年に当時、早稲田大学在学中だった三枝功侍さん(30)が立ちあげた。心を閉ざしがちな子供達に寄り添い続け、「クサさん」の愛称で親しまれている。子供達が自分たちの居場所を見つけ、同団体を必要としなくなる日まで、「いま彼らが求めること、自分が出来ることをしたい」と話す。

(トップの写真:子供達にとってお兄さん的存在の三枝功侍さん=2018年6月13日、東京都葛飾区金町、ハーフタイムのたまり場、金安如依撮影)

    子供達に「第3の居場所」を提供したい

     様々な生きづらさを抱えた子供達に家庭や学校以外の居場所を提供するNPO法人、ハーフタイム(東京都葛飾区、石原啓子理事長)。2010年に当時、早稲田大学在学中だった三枝功侍さん(30)が立ちあげた。心を閉ざしがちな子供達に寄り添い続け、「クサさん」の愛称で親しまれている。子供達が自分たちの居場所を見つけ、同団体を必要としなくなる日まで、「いま彼らが求めること、自分が出来ることをしたい」と話す。 (トップの写真:子供達にとってお兄さん的存在の三枝功侍さん=2018年6月13日、東京都葛飾区金町、ハーフタイムのたまり場、金安如依撮影)

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  •  今年3月31日、福島県浪江町の避難指示が一部を除き解除された。同町の特定非営利法人Jinの代表である川村博さん(62)は、浪江を花の一大産地として復興させようと、3年前から花卉栽培を続けている。原発事故後、野菜の栽培が難しくなり、花の栽培に切り替えた。当初は出荷方法さえわからず、価格も伸び悩んだ。だが、苗の仕入れや取引方法を独自に工夫し、現在では全国で5本の指に入るほどのトルコギキョウを出荷するまでになった。避難指示解除から1か月のこの地で、川村さんは今何を思うのか。ゴールデンウィーク真っただなかの5月5日、復旧したばかりの常磐線に乗って会いに出掛けた。

(トップの写真 : 「農業で食っていけることを証明したい」と語る川村博さん=2017年5月5日、福島県浪江町、森江勇歩撮影)

    「日本一の花をつくる」
    花卉栽培による復興をめざして

     今年3月31日、福島県浪江町の避難指示が一部を除き解除された。同町の特定非営利法人Jinの代表である川村博さん(62)は、浪江を花の一大産地として復興させようと、3年前から花卉栽培を続けている。原発事故後、野菜の栽培が難しくなり、花の栽培に切り替えた。当初は出荷方法さえわからず、価格も伸び悩んだ。だが、苗の仕入れや取引方法を独自に工夫し、現在では全国で5本の指に入るほどのトルコギキョウを出荷するまでになった。避難指示解除から1か月のこの地で、川村さんは今何を思うのか。ゴールデンウィーク真っただなかの5月5日、復旧したばかりの常磐線に乗って会いに出掛けた。 (トップの写真 : 「農業で食っていけることを証明したい」と語る川村博さん=2017年5月5日、福島県浪江町、森江勇歩撮影)

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  •  早稲田通りにある「早稲田小劇場どらま館」の1階に今年6月、コッペパンを使った軽食店「COPPE(コッペ)」がオープンした。コッペパンは最近テレビの情報番組などで頻繁に特集されたり、料理本なども売り出されたりしてブームとなっている。手軽で単価も安く、ボリュームもあることが理由のようだ。昔はよく給食などで出され、懐かしさから手に取る人も多いのではないだろうか。手軽な美味しさは、早稲田生にウケるのか。

(トップの写真:「COPPE」で販売中のイチゴ&ホイップコッペとアイスティー。早稲田生なら、休憩時に大隈庭園で食べるのもいい=東京都新宿区の大隈庭園で、2017年7月19日、二神花帆撮影)

    早稲田通りに「COPPE」開店
    コッペパンブーム到来

     早稲田通りにある「早稲田小劇場どらま館」の1階に今年6月、コッペパンを使った軽食店「COPPE(コッペ)」がオープンした。コッペパンは最近テレビの情報番組などで頻繁に特集されたり、料理本なども売り出されたりしてブームとなっている。手軽で単価も安く、ボリュームもあることが理由のようだ。昔はよく給食などで出され、懐かしさから手に取る人も多いのではないだろうか。手軽な美味しさは、早稲田生にウケるのか。 (トップの写真:「COPPE」で販売中のイチゴ&ホイップコッペとアイスティー。早稲田生なら、休憩時に大隈庭園で食べるのもいい=東京都新宿区の大隈庭園で、2017年7月19日、二神花帆撮影)

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  •  「気軽に参加できて、ニーズにあったボランティアを提供したい」。千葉県市川市在住の立正大4年生、武井裕典さん(22)は、東日本大震災支援のための学生団体「Youth for(ユース・フォー)3.11」の代表を務めている。若者による東北への支援を継続的に続け、新たに関東の中山間地域へもボランティアの派遣を始めた。一時は減少傾向にあった派遣人数も、また増え始めているという。

(トップの写真:「ユース・フォー・3.11」代表の武井裕典さん=東京都品川区のオフィス前で、2017年5月12日、二神花帆撮影)

    継続可能なボランティア作りを目指して
    学生団体代表・武井裕典さん

     「気軽に参加できて、ニーズにあったボランティアを提供したい」。千葉県市川市在住の立正大4年生、武井裕典さん(22)は、東日本大震災支援のための学生団体「Youth for(ユース・フォー)3.11」の代表を務めている。若者による東北への支援を継続的に続け、新たに関東の中山間地域へもボランティアの派遣を始めた。一時は減少傾向にあった派遣人数も、また増え始めているという。 (トップの写真:「ユース・フォー・3.11」代表の武井裕典さん=東京都品川区のオフィス前で、2017年5月12日、二神花帆撮影)

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  • 早稲田大学の劇団「森(しん)」が今年6月末から上演した現代劇「ドキュメンタリー」が、盛況で幕を閉じた。全6公演の観客動員数は計250人で、最終日には当日券を求めて観客が列をなした。男女の恋愛バトルや人の生死といったいわゆる劇的な展開はない。しかし、なぜこの劇は人気を集めたのだろうか。脚本・演出を担当した早稲田大学文学部3年の川口コウ(21)さんに、作品にこめた思いを聞いた。

(トップの写真:「ドキュメンタリー」で脚本・演出を担当した川口コウさん=2017年7月、東京都新宿区西早稲田、河野さくら撮影)

    現代劇「ドキュメンタリー」が盛況

    早稲田大学の劇団「森(しん)」が今年6月末から上演した現代劇「ドキュメンタリー」が、盛況で幕を閉じた。全6公演の観客動員数は計250人で、最終日には当日券を求めて観客が列をなした。男女の恋愛バトルや人の生死といったいわゆる劇的な展開はない。しかし、なぜこの劇は人気を集めたのだろうか。脚本・演出を担当した早稲田大学文学部3年の川口コウ(21)さんに、作品にこめた思いを聞いた。 (トップの写真:「ドキュメンタリー」で脚本・演出を担当した川口コウさん=2017年7月、東京都新宿区西早稲田、河野さくら撮影)

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  •  新宿区で「内藤とうがらし」の栽培エリアが広がっている。早稲田・高田馬場エリアでも、2012年に「アトム通貨 内藤とうがらしプロジェクト」が発足。同地域の企業や学校、商店街が栽培し、収穫したとうがらしを使った料理を楽しむ恒例の「バル辛フェスタ」は今年も9月30日から5日間の開催が決まっている。地元は、更なるPRに力を入れている。

(トップの写真:「バル辛フェスタ」広報担当、手塚プロダクション著作権事業局の日高海さん=2017年7月12日、東京都新宿区高田馬場、手塚プロダクションのオフィスにて、黒田杏子撮影)

    早稲田・高田馬場の地域ブランド「内藤とうがらし」の栽培広がる
    収穫期にフードイベント、9月末から

     新宿区で「内藤とうがらし」の栽培エリアが広がっている。早稲田・高田馬場エリアでも、2012年に「アトム通貨 内藤とうがらしプロジェクト」が発足。同地域の企業や学校、商店街が栽培し、収穫したとうがらしを使った料理を楽しむ恒例の「バル辛フェスタ」は今年も9月30日から5日間の開催が決まっている。地元は、更なるPRに力を入れている。 (トップの写真:「バル辛フェスタ」広報担当、手塚プロダクション著作権事業局の日高海さん=2017年7月12日、東京都新宿区高田馬場、手塚プロダクションのオフィスにて、黒田杏子撮影)

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  •  地震で大きな被害を受けた熊本で8月5日、現役選手にOB選手を加えた全早慶戦(オール早慶戦)が開催された。もともとは昨年の夏に開催される予定だったが、震災の影響で中止となり、今年ようやく実現した。熊本出身で、高校時代に済々黌(せいせいこう)のエースとして、夏の甲子園大会、春の選抜大会に出場した左腕、早稲田の大竹耕太郎投手(22)が先発で出場。熊本城公園内にある藤崎台県営野球場には、早慶のOB、済々黌の関係者ら多くの県民が訪れ、スタンドを埋めた。早稲田大学、慶應義塾大学両校の応援指導部やチアリーダーズも駆け付け、神宮球場さながらの光景が広がった。

(トップの写真:試合前に挨拶をする早稲田大学と慶應義塾大学の選手たち=2017年8月5日、熊本県熊本市中央区、藤崎台県営野球場、森江勇歩撮影)

    熊本で全早慶戦開催
    熊本出身・早稲田の大竹投手が力投

     地震で大きな被害を受けた熊本で8月5日、現役選手にOB選手を加えた全早慶戦(オール早慶戦)が開催された。もともとは昨年の夏に開催される予定だったが、震災の影響で中止となり、今年ようやく実現した。熊本出身で、高校時代に済々黌(せいせいこう)のエースとして、夏の甲子園大会、春の選抜大会に出場した左腕、早稲田の大竹耕太郎投手(22)が先発で出場。熊本城公園内にある藤崎台県営野球場には、早慶のOB、済々黌の関係者ら多くの県民が訪れ、スタンドを埋めた。早稲田大学、慶應義塾大学両校の応援指導部やチアリーダーズも駆け付け、神宮球場さながらの光景が広がった。 (トップの写真:試合前に挨拶をする早稲田大学と慶應義塾大学の選手たち=2017年8月5日、熊本県熊本市中央区、藤崎台県営野球場、森江勇歩撮影)

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  • 寄付活動を通じて、提供者にもハッピーになってほしい―。東京都中野区にある美容室「ラシーヌ」のオーナースタイリスト、酒井通江(ゆきえ)さん(44)は、髪の毛の寄付活動にかかわって5年になる。髪を贈られて喜んでくれる人たちの存在を伝えることで、お客さんにも満足感を持ってもらいたいと願う。

    髪の毛の寄付活動通じ、お客さんを幸せな気分に
    中野区の美容室

    寄付活動を通じて、提供者にもハッピーになってほしい―。東京都中野区にある美容室「ラシーヌ」のオーナースタイリスト、酒井通江(ゆきえ)さん(44)は、髪の毛の寄付活動にかかわって5年になる。髪を贈られて喜んでくれる人たちの存在を伝えることで、お客さんにも満足感を持ってもらいたいと願う。

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  • 地震で大きな被害を受けた熊本で今月5日、全早慶戦(オール早慶戦)が開催される。注目は早稲田大学の大竹耕太郎投手(22)だ。高校時代は熊本の済々黌(せいせいこう)のエースとして甲子園出場を果たし、早稲田に進学後は、1、2年時にリーグ戦で好成績を収め、大学野球界でも注目されるピッチャーとなった。だが、3年の春季リーグ戦の最中に熊本地震が発生、その後はピッチングに影響が出はじめた。今回の熊本大会は、大竹投手にとって久しぶりの先発マウンドとなる予定だ。地元での試合に掛ける思いを聞いた。

(トップの写真:熊本での全早慶戦に先発予定の早稲田大学・大竹耕太郎投手)

    全早慶戦、被災地熊本で開催 8月5日
    ―熊本出身の大竹投手が先発予定―

    地震で大きな被害を受けた熊本で今月5日、全早慶戦(オール早慶戦)が開催される。注目は早稲田大学の大竹耕太郎投手(22)だ。高校時代は熊本の済々黌(せいせいこう)のエースとして甲子園出場を果たし、早稲田に進学後は、1、2年時にリーグ戦で好成績を収め、大学野球界でも注目されるピッチャーとなった。だが、3年の春季リーグ戦の最中に熊本地震が発生、その後はピッチングに影響が出はじめた。今回の熊本大会は、大竹投手にとって久しぶりの先発マウンドとなる予定だ。地元での試合に掛ける思いを聞いた。 (トップの写真:熊本での全早慶戦に先発予定の早稲田大学・大竹耕太郎投手)

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