地域 Archive

  •  午前の授業が終わると、弁当を持って大隈庭園に向かう早稲田の留学生が目につく。自分の都合さえつけば、ランチを食べながら初めて会った人と交流できる。そうした気軽さが魅力の「早稲田ランチオーガニゼーション(WLO)」。運営しているのは政治経済学部5年の佐藤航平さん(23)だ。

    ランチアワーに人をつなぐ

     午前の授業が終わると、弁当を持って大隈庭園に向かう早稲田の留学生が目につく。自分の都合さえつけば、ランチを食べながら初めて会った人と交流できる。そうした気軽さが魅力の「早稲田ランチオーガニゼーション(WLO)」。運営しているのは政治経済学部5年の佐藤航平さん(23)だ。

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  •  「もし桜でなくて、家族や友達がケガをしていたらどうしますか」。穏やかな表情でそう語るのは大谷和彦さん(64)。東京都国立市でボランティア団体「くにたち桜守」の代表として、桜の保全活動に取り組んでいる。しかしその活動の真の目的は、市民に思いやりの心と地域愛を育むことだという。

    桜を通じて思いやりと地域愛を育む

     「もし桜でなくて、家族や友達がケガをしていたらどうしますか」。穏やかな表情でそう語るのは大谷和彦さん(64)。東京都国立市でボランティア団体「くにたち桜守」の代表として、桜の保全活動に取り組んでいる。しかしその活動の真の目的は、市民に思いやりの心と地域愛を育むことだという。

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  •  タヌキ、ハクビシン、アライグマ……。こうした野生動物が、東京23区内にも生息している。宮本拓海さん(45)はアマチュア研究家として、都会の動物を独自に調査してきた。2008年には調査結果などを『タヌキたちのびっくり東京生活 ‐都市と野生動物の新しい共存』(技術評論社)として出版し、都会のタヌキの生息数を推定1000匹とはじき出した。調査活動は、「偶然の積み重ね」でもあったという。

    都会にすむ野生動物のナゾに迫る

     タヌキ、ハクビシン、アライグマ……。こうした野生動物が、東京23区内にも生息している。宮本拓海さん(45)はアマチュア研究家として、都会の動物を独自に調査してきた。2008年には調査結果などを『タヌキたちのびっくり東京生活 ‐都市と野生動物の新しい共存』(技術評論社)として出版し、都会のタヌキの生息数を推定1000匹とはじき出した。調査活動は、「偶然の積み重ね」でもあったという。

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  •  佐賀県玄海町では、エネルギーや原子力発電に関する見識を高めることを目的として、町民の代表者ら十数名を欧州へ連れていく事業が行われている。フランスやフィンランドの原発や関連施設をめぐるツアーであり、2008年から計4回、延べ53人が参加した。費用の約3500万円は全て公費。つまり税金だ。原発が立地する自治体で、住民の海外視察を行っているのは玄海町だけである。わざわざ欧州にまで行く理由は何か。視察の成果はどう生かされているのだろうか。参加者のひとりは「成果を行政に反映させるのは難しい」と語るが、町は今後も続ける予定でいる。

    玄海町の欧州原発視察ツアー 研修? それとも単なる旅行?

     佐賀県玄海町では、エネルギーや原子力発電に関する見識を高めることを目的として、町民の代表者ら十数名を欧州へ連れていく事業が行われている。フランスやフィンランドの原発や関連施設をめぐるツアーであり、2008年から計4回、延べ53人が参加した。費用の約3500万円は全て公費。つまり税金だ。原発が立地する自治体で、住民の海外視察を行っているのは玄海町だけである。わざわざ欧州にまで行く理由は何か。視察の成果はどう生かされているのだろうか。参加者のひとりは「成果を行政に反映させるのは難しい」と語るが、町は今後も続ける予定でいる。

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  •  「石巻工房」は、東日本大震災後の2011年6月に宮城県石巻市に設立された。被災地におけるものづくりの場として注目され、「ヤフー石巻復興ベース」の協力を得て広く外に情報発信をしている。石巻工房長を務める元寿司職人の千葉隆博さんにお話をうかがった。

    「ものを作るスキルがあれば生きていける」 石巻工房の千葉隆博さん

     「石巻工房」は、東日本大震災後の2011年6月に宮城県石巻市に設立された。被災地におけるものづくりの場として注目され、「ヤフー石巻復興ベース」の協力を得て広く外に情報発信をしている。石巻工房長を務める元寿司職人の千葉隆博さんにお話をうかがった。

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  •  2012年7月末、三陸河北新報社(宮城県石巻市)のビル1階に「ヤフー石巻復興ベース」がオープンした。ネットメディアであるヤフーが被災地支援の取り組みとして展開したもので、地域内外の人や団体に対して広く開放し、継続的な支援や新サービスの構築・事業化を目指している。ネットメディアの新しい試みに自ら手を挙げて参加した石巻出身の石森洋史さんに取材した。

    ウェブでつなぐ被災地復興 ヤフー石巻復興ベースの石森洋史さんに聞く

     2012年7月末、三陸河北新報社(宮城県石巻市)のビル1階に「ヤフー石巻復興ベース」がオープンした。ネットメディアであるヤフーが被災地支援の取り組みとして展開したもので、地域内外の人や団体に対して広く開放し、継続的な支援や新サービスの構築・事業化を目指している。ネットメディアの新しい試みに自ら手を挙げて参加した石巻出身の石森洋史さんに取材した。

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  •  石巻のコミュニティFM「ラジオ石巻」のアナウンサー高橋幸枝さんは、震災当日、自分の子供たちの安否を心配ながら、被 災者が求める地震・津波情報や安否情報をスタジオから生放送で伝え続けました。15年のアナウンサー歴を持つ高橋さんに当時のお話をうかがいました。

    「泣きながら放送しました」   ラジオ石巻 アナウンサー 高橋幸枝さん インタビュー
    使命感と家族への思いで葛藤

     石巻のコミュニティFM「ラジオ石巻」のアナウンサー高橋幸枝さんは、震災当日、自分の子供たちの安否を心配ながら、被 災者が求める地震・津波情報や安否情報をスタジオから生放送で伝え続けました。15年のアナウンサー歴を持つ高橋さんに当時のお話をうかがいました。

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  •  東日本大震災による大津波で、甚大な被害を被った宮城県石巻市。電気、水道、通信とライフラインが途絶える中、地元の人が一番欲しい情報を発信し、人と人をつないだのは地元のコミュニティ放送「ラジオ石巻」だった。震災当時の放送運営に携わっていた鈴木孝也(すずき こうや)さんに、地元ラジオの強みについて振り返ってもらった。

    震災時、いちはやく地元情報を発信   ラジオ石巻 取締役相談役 鈴木孝也さんに聞く

     東日本大震災による大津波で、甚大な被害を被った宮城県石巻市。電気、水道、通信とライフラインが途絶える中、地元の人が一番欲しい情報を発信し、人と人をつないだのは地元のコミュニティ放送「ラジオ石巻」だった。震災当時の放送運営に携わっていた鈴木孝也(すずき こうや)さんに、地元ラジオの強みについて振り返ってもらった。

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  •  宮城県石巻市の地域紙である石巻日日新聞は、3.11東日本大震災で停電と津波の被害に遭い、輪転機は水没した。新聞発行が危機を迎えたとき、編集部員は手書きで記事を書き、壁新聞という形で被災者に伝え続けた。国内外から称賛された壁新聞発行の経緯や被災地メディアの現状とこれからについて、武内宏之さん(55)にお話をうかがった。

    戦時中の伝説が生んだ壁新聞   「石巻日日新聞」常務取締役 武内宏之さんに聞く
    「地域に住む者として何かしたかった」

     宮城県石巻市の地域紙である石巻日日新聞は、3.11東日本大震災で停電と津波の被害に遭い、輪転機は水没した。新聞発行が危機を迎えたとき、編集部員は手書きで記事を書き、壁新聞という形で被災者に伝え続けた。国内外から称賛された壁新聞発行の経緯や被災地メディアの現状とこれからについて、武内宏之さん(55)にお話をうかがった。

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  •  北海道に根差した取材をつづけるフリーランスのノンフィクション・ライター、渡辺一史さん。広大な土地をつなぐ鉄道の無人駅を巡り、そこに住む人々の生き方を『北の無人駅から』(2011年、北海道新聞社)に表した。2012年10月4日、第12回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の受賞作品の選考結果が発表され、同書が地域の共生に根差した作品に贈られる「草の根民主主義部門」大賞を受賞することが決まった。渡辺さんに、ノンフィクションとして地方と人々を描くことについて、お話をうかがった。

    「裏切られなければ、取材が足りない」  第12回早稲田ジャーナリズム大賞 『北の無人駅から』著者 渡辺一史さんに聞く

     北海道に根差した取材をつづけるフリーランスのノンフィクション・ライター、渡辺一史さん。広大な土地をつなぐ鉄道の無人駅を巡り、そこに住む人々の生き方を『北の無人駅から』(2011年、北海道新聞社)に表した。2012年10月4日、第12回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の受賞作品の選考結果が発表され、同書が地域の共生に根差した作品に贈られる「草の根民主主義部門」大賞を受賞することが決まった。渡辺さんに、ノンフィクションとして地方と人々を描くことについて、お話をうかがった。

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  •  宮城県石巻市の地域紙『石巻かほく』を発行する三陸河北新報社の佐藤紀生さん=編集局編集部次長=は3.11の震災当日、取材先の女川町で被災した。その後、連載企画「私の3.11」=第12回早稲田ジャーナリズム大賞受賞=の取材などにかかわった佐藤さんは、インタビューに対し、被災者取材における葛藤を率直に語ってくれた。
=写真はジャーナリズムコースの学生のインタビューに答える佐藤紀生さん(写真右)

    「私たちは逃げも隠れもできない」 三陸河北新報社編集局 佐藤紀生さん インタビュー

     宮城県石巻市の地域紙『石巻かほく』を発行する三陸河北新報社の佐藤紀生さん=編集局編集部次長=は3.11の震災当日、取材先の女川町で被災した。その後、連載企画「私の3.11」=第12回早稲田ジャーナリズム大賞受賞=の取材などにかかわった佐藤さんは、インタビューに対し、被災者取材における葛藤を率直に語ってくれた。 =写真はジャーナリズムコースの学生のインタビューに答える佐藤紀生さん(写真右)

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  •   広く社会文化と公共の利益に貢献したジャーナリストに贈られる第12回(2012年度)「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」で、三陸河北新報社『石巻かほく』の連載企画「私の3.11」が草の根民主主義部門の奨励賞を受賞した。同社代表である桂直之さんに、被災時の新聞発行の悩みや手応え、「私の3.11」を企画した経緯やこれからの紙面づくりなどについてお話をうかがった。

    「石巻の津波の記憶、外に伝えたい」 第12回早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞 三陸河北新報社常務 桂直之さんインタビュー 

     広く社会文化と公共の利益に貢献したジャーナリストに贈られる第12回(2012年度)「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」で、三陸河北新報社『石巻かほく』の連載企画「私の3.11」が草の根民主主義部門の奨励賞を受賞した。同社代表である桂直之さんに、被災時の新聞発行の悩みや手応え、「私の3.11」を企画した経緯やこれからの紙面づくりなどについてお話をうかがった。

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  •  毎年2月に開催される東京マラソン(東京マラソン財団主催)の一般申し込みが8月1日から8月31日まで実施されている。マラソンブームに火を付けたとされる市民マラソンの一つだが、その抽選方法がどのように行われているのか、明らかにされていなかった。早稲田大学ジャーナリズムコース(Jスクール)取材班の記者が、大会主催者である「東京マラソン財団」に対し情報公開請求を行ったところ、抽選方法に関する記録文書などについて一切存在していなかったことがわかった。
=画像は東京マラソン2013のHP

    東京マラソン、抽選方法の記録文書なし・抽選の公平さは不透明

     毎年2月に開催される東京マラソン(東京マラソン財団主催)の一般申し込みが8月1日から8月31日まで実施されている。マラソンブームに火を付けたとされる市民マラソンの一つだが、その抽選方法がどのように行われているのか、明らかにされていなかった。早稲田大学ジャーナリズムコース(Jスクール)取材班の記者が、大会主催者である「東京マラソン財団」に対し情報公開請求を行ったところ、抽選方法に関する記録文書などについて一切存在していなかったことがわかった。 =画像は東京マラソン2013のHP

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  •  未成熟なまま果実を落とし、商品価値を無くしてしまうプラムポックスウイルス(PPV)に感染したウメが、東京都青梅市で多く見つかっている。市内で2012年度に、1万本あまりが処分される見通しだ。今までに処分した数と合わせると、6万5000本あまりあった青梅市のウメ3分の1が処分される計算になる。3年前に青梅市で初めて感染が確認されて以来、調査を行ってきた結果、地域によっては壊滅的な被害を受ける見通しであることが明らかになった。その地名の由来であり観光資源である青梅市にとっては大きな打撃となっている。
 (写真はプラムポックスウイルスに感染した南高梅の葉。原島さんのウメ畑で)

    プラムポックスウイルスに揺れる「梅の里」

     未成熟なまま果実を落とし、商品価値を無くしてしまうプラムポックスウイルス(PPV)に感染したウメが、東京都青梅市で多く見つかっている。市内で2012年度に、1万本あまりが処分される見通しだ。今までに処分した数と合わせると、6万5000本あまりあった青梅市のウメ3分の1が処分される計算になる。3年前に青梅市で初めて感染が確認されて以来、調査を行ってきた結果、地域によっては壊滅的な被害を受ける見通しであることが明らかになった。その地名の由来であり観光資源である青梅市にとっては大きな打撃となっている。  (写真はプラムポックスウイルスに感染した南高梅の葉。原島さんのウメ畑で)

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  • 世界で初めて遺品整理サービスを開拓した吉田太一さん(46)。故人の住まいに残された遺品は、その人が「生きてきた証」だ。親族だけでは対処しきれない、膨大な遺品の整理を通して、「死」の区切りをつける。

    「自立」して生きる ~遺品整理の現場から〜

    世界で初めて遺品整理サービスを開拓した吉田太一さん(46)。故人の住まいに残された遺品は、その人が「生きてきた証」だ。親族だけでは対処しきれない、膨大な遺品の整理を通して、「死」の区切りをつける。

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  • 地下鉄早稲田駅から徒歩30秒。風通しの良い路地に、しょうゆの香ばしい香りが広がる。焼きおにぎり店「えんむすび」が、2010年9月にオープンした。メニューは焼きおにぎりしかない。一番人気のしょうゆ味を筆頭に、うめ、みそ、ゆずコショウ。月替わりの季節限定の味もある。どこか懐かしい味を求めて、昼時には近くの早稲田大学の学生らがずらりと並ぶ。

    街と人をつなぐ 焼きおにぎり店
    しょうゆの香り漂う「えんむすび」

    地下鉄早稲田駅から徒歩30秒。風通しの良い路地に、しょうゆの香ばしい香りが広がる。焼きおにぎり店「えんむすび」が、2010年9月にオープンした。メニューは焼きおにぎりしかない。一番人気のしょうゆ味を筆頭に、うめ、みそ、ゆずコショウ。月替わりの季節限定の味もある。どこか懐かしい味を求めて、昼時には近くの早稲田大学の学生らがずらりと並ぶ。

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  • 首都圏の駅でホームドア設置が進んでいる。電車が止まったときにだけ開き、乗客の転落事故を防止する。JR東日本は2011年7月、高田馬場駅を含む9駅で、2014年3月までにホームドアを設置すると発表した。高田馬場駅は周辺に日本点字図書館、日本盲人福祉センターなどの施設が集中しており、視覚障害者の団体から、ホームドア設置を求める声がJR東日本へ寄せられていた。

    JR高田馬場駅にホームドア設置へ
    背景に視覚障害者の願い

    首都圏の駅でホームドア設置が進んでいる。電車が止まったときにだけ開き、乗客の転落事故を防止する。JR東日本は2011年7月、高田馬場駅を含む9駅で、2014年3月までにホームドアを設置すると発表した。高田馬場駅は周辺に日本点字図書館、日本盲人福祉センターなどの施設が集中しており、視覚障害者の団体から、ホームドア設置を求める声がJR東日本へ寄せられていた。

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  • 戦前、戦後を通して、多くの学生が学生帽をかぶってきた。なかでも、早稲田大学の角帽の形は特殊だ。他の学生帽よりも、頭上の「天井」部分のひし形が大きく角ばっている。創始者の大隈重信が「どんなところでも、早稲田の学生と分かるように」と作らせた。年々、かぶる人は減ってきているが、今も角帽を作り続ける職人と愛用する学生がいる。

    守り続ける「本物の角帽」

    戦前、戦後を通して、多くの学生が学生帽をかぶってきた。なかでも、早稲田大学の角帽の形は特殊だ。他の学生帽よりも、頭上の「天井」部分のひし形が大きく角ばっている。創始者の大隈重信が「どんなところでも、早稲田の学生と分かるように」と作らせた。年々、かぶる人は減ってきているが、今も角帽を作り続ける職人と愛用する学生がいる。

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  • 右を見てもカエル。左を見てもカエル。小さな置物や文房具、バッグなど、古今東西、色とりどりのカエルグッズで12坪ほどの小さな店内があふれ「かえる」光景は圧巻だ。そんなカエルファンの聖地と言われる店が、武蔵野市吉祥寺にある。カエルグッズ専門店「Cave」。店主の石坂ユカさんも生粋の「カエラー」だ。

    カエルに恋して
    ‐吉祥寺Cave店主 石坂ユカさん‐

    右を見てもカエル。左を見てもカエル。小さな置物や文房具、バッグなど、古今東西、色とりどりのカエルグッズで12坪ほどの小さな店内があふれ「かえる」光景は圧巻だ。そんなカエルファンの聖地と言われる店が、武蔵野市吉祥寺にある。カエルグッズ専門店「Cave」。店主の石坂ユカさんも生粋の「カエラー」だ。

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  •   木村誠さん(56)はハイヤー・タクシー・バス事業などを運営する株式会社グリーンキャブ所属の運転手だ。勤め先と早稲田大学の業務提携によって運行する、早稲田大学のキャンパス間連絡バス、通称「赤バス」のハンドルを握る。早稲田の先生、学生なら一度は目にしたことがあるはずの真紅の連絡バスの運転手さんに話を聞いた。【取材日:6月25日】

    赤バス運転手は元船乗り
    早稲田の赤バス運転手、木村誠さん

    木村誠さん(56)はハイヤー・タクシー・バス事業などを運営する株式会社グリーンキャブ所属の運転手だ。勤め先と早稲田大学の業務提携によって運行する、早稲田大学のキャンパス間連絡バス、通称「赤バス」のハンドルを握る。早稲田の先生、学生なら一度は目にしたことがあるはずの真紅の連絡バスの運転手さんに話を聞いた。【取材日:6月25日】

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