未分類 Archive

  • 自分の腹膜を使って血液をきれいにする腹膜透析は月1回程度の通院ですみ、腎不全患者の生活の質(QOL)を健康人並みに保つことのできる治療法だが、開始5〜6年で腹膜の機能が落ち、長く続けられない難点を抱えていた。その克服のため、腹膜に「細胞シート」を移植して長持ちさせようという研究が進んでいる。

    腹膜透析の長期化目指し「細胞シート」を研究

    自分の腹膜を使って血液をきれいにする腹膜透析は月1回程度の通院ですみ、腎不全患者の生活の質(QOL)を健康人並みに保つことのできる治療法だが、開始5〜6年で腹膜の機能が落ち、長く続けられない難点を抱えていた。その克服のため、腹膜に「細胞シート」を移植して長持ちさせようという研究が進んでいる。

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  • 複雑な形の造形物でも短時間で作れる3次元インクジェットプリンターを利用して製作した人工骨は、従来の人工骨に比べ体になじむ能力が高いことが、東京大学の井川和代氏らの研究でわかった。大阪で開かれた国際人工臓器学会で10月30日発表した。今回の方法で作った人工骨を患者10人のあごの骨に実際に埋め込む臨床研究を昨年3月から始めており、大きな問題は発生していないという。

    インクジェットプリンターでオーダーメイドの人工骨!

    複雑な形の造形物でも短時間で作れる3次元インクジェットプリンターを利用して製作した人工骨は、従来の人工骨に比べ体になじむ能力が高いことが、東京大学の井川和代氏らの研究でわかった。大阪で開かれた国際人工臓器学会で10月30日発表した。今回の方法で作った人工骨を患者10人のあごの骨に実際に埋め込む臨床研究を昨年3月から始めており、大きな問題は発生していないという。

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  •  異物を排除する生体の防御機能の中心的役割を担うのが「抗体」である。その抗体をがん治療に使う「抗体医薬品」研究の最前線を、東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授が、10月3〜5日、横浜市のパシフィコ横浜で開催された第66回日本癌学会学術総会で発表した。がん細胞にくっつく抗体の開発がシステム化されて効率が飛躍的に上がり、新たな臨床試験もスタートするという。

    研究進むがんの抗体医薬品——期待できるがんの狙い撃ち

     異物を排除する生体の防御機能の中心的役割を担うのが「抗体」である。その抗体をがん治療に使う「抗体医薬品」研究の最前線を、東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授が、10月3〜5日、横浜市のパシフィコ横浜で開催された第66回日本癌学会学術総会で発表した。がん細胞にくっつく抗体の開発がシステム化されて効率が飛躍的に上がり、新たな臨床試験もスタートするという。

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  • 抗がん活性を持つある種の物質が、遺伝子情報から必要部分を切り出して編集する「スプライシング」の機能を阻害することで、がん細胞を死滅させていることを、理化学研究所の吉田稔主任研究員らが突き止めた。スプライシングを阻害する抗がん活性物質はこれまでに知られておらず、これまでとは全く違う抗がん剤の効率的な開発が期待できる。10月3日、横浜市で開催中の第66回日本癌学会学術総会で発表した。

    理化学研究所が遺伝子情報の編集を阻害する物質発見

    抗がん活性を持つある種の物質が、遺伝子情報から必要部分を切り出して編集する「スプライシング」の機能を阻害することで、がん細胞を死滅させていることを、理化学研究所の吉田稔主任研究員らが突き止めた。スプライシングを阻害する抗がん活性物質はこれまでに知られておらず、これまでとは全く違う抗がん剤の効率的な開発が期待できる。10月3日、横浜市で開催中の第66回日本癌学会学術総会で発表した。

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  •  日本の新薬開発の体制は、欧米はもとより、や他のアジア諸国に比べても遅れが云われており、現状を打開するため、新薬開発の国際化に向けた産官学の連携が本格化している。十月初めに横浜市で開かれた第六十六回日本癌学会学術総会では、抗がん剤の開発体制をテーマに、専門家によるシンポジウムが行われた。産官学の連携は、新薬開発の追い風となるだろうか。

    抗がん剤開発の遅れ、制度改善へ—産官学連携

     日本の新薬開発の体制は、欧米はもとより、や他のアジア諸国に比べても遅れが云われており、現状を打開するため、新薬開発の国際化に向けた産官学の連携が本格化している。十月初めに横浜市で開かれた第六十六回日本癌学会学術総会では、抗がん剤の開発体制をテーマに、専門家によるシンポジウムが行われた。産官学の連携は、新薬開発の追い風となるだろうか。

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  •  がん細胞だけを狙う理想的な治療ができれば、多くの患者を副作用の悩みから救うことができる。10月3〜5日、横浜で開催された第66回日本癌学会学術総会で、東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授は「次世代の抗体療法」について発表した。抗体療法が理想的ながん治療になりうるか。児玉教授へのインタビューを中心に、その現状と課題を報告する。

    がん細胞に狙い定めた「抗体療法」の現状と課題

     がん細胞だけを狙う理想的な治療ができれば、多くの患者を副作用の悩みから救うことができる。10月3〜5日、横浜で開催された第66回日本癌学会学術総会で、東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授は「次世代の抗体療法」について発表した。抗体療法が理想的ながん治療になりうるか。児玉教授へのインタビューを中心に、その現状と課題を報告する。

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  •  研究プロジェクトをどう評価するか——すなわち、どのプロジェクトを報道に値すると判断して記事にするか——ここでジャーナリストの真価が問われる。東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授は、10月3日、「第66回日本癌学会」発表後のインタビューで、研究プロジェクトの評価は、【1】学術的に画期的な知見を提供したか、【2】世の中のためになる製品が生まれたか、のいずれかの観点から「総合的・定性的」に評価すべきだと主張した。

    ジャーナリストに期待!−科学者からのメッセージ

     研究プロジェクトをどう評価するか——すなわち、どのプロジェクトを報道に値すると判断して記事にするか——ここでジャーナリストの真価が問われる。東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦教授は、10月3日、「第66回日本癌学会」発表後のインタビューで、研究プロジェクトの評価は、【1】学術的に画期的な知見を提供したか、【2】世の中のためになる製品が生まれたか、のいずれかの観点から「総合的・定性的」に評価すべきだと主張した。

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  • 「薬市場としての日本の魅力は薄れつつある」。こう語るのは岩崎甫氏、イギリスに本拠を置く製薬会社、グラクソ・スミスクラインの開発本部長である。日本での新薬開発に時間とお金がかかりすぎ、投資効率が他の国に比べて非常に悪いと言うのだ。10月3日、横浜市での第66回日本癌学会学術総会に参加した岩崎氏は、開発リスクを負おうとしない日本の体質に異議を唱え、「このままでは将来、欧米の製薬企業が日本から撤退する可能性もゼロとは言えない」と警鐘を鳴らした。

    日本から新薬消える? 投資効率の悪さが原因

    「薬市場としての日本の魅力は薄れつつある」。こう語るのは岩崎甫氏、イギリスに本拠を置く製薬会社、グラクソ・スミスクラインの開発本部長である。日本での新薬開発に時間とお金がかかりすぎ、投資効率が他の国に比べて非常に悪いと言うのだ。10月3日、横浜市での第66回日本癌学会学術総会に参加した岩崎氏は、開発リスクを負おうとしない日本の体質に異議を唱え、「このままでは将来、欧米の製薬企業が日本から撤退する可能性もゼロとは言えない」と警鐘を鳴らした。

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  •  新薬開発は時間との戦いでもある。とりわけ、抗がん剤開発は長期に及び、また開発費用も数百億とも言われるほど膨大で、迅速な開発が望まれる。10月3日〜5日に横浜市で開催された第66回日本癌学会学術総会では「新薬開発における国際化·迅速化」と題するシンポジウムが行われた。その席上、欧米と比べて承認までの時間が長く治験環境でも劣る日本に、良質で安価な薬を提供していくための迅速な体制づくりが求める意見が相次いだ。

    世界とスクラム、日本の新薬開発

     新薬開発は時間との戦いでもある。とりわけ、抗がん剤開発は長期に及び、また開発費用も数百億とも言われるほど膨大で、迅速な開発が望まれる。10月3日〜5日に横浜市で開催された第66回日本癌学会学術総会では「新薬開発における国際化·迅速化」と題するシンポジウムが行われた。その席上、欧米と比べて承認までの時間が長く治験環境でも劣る日本に、良質で安価な薬を提供していくための迅速な体制づくりが求める意見が相次いだ。

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  • 乳がんのがん抑制遺伝子として知られるBRCA遺伝子の新機能を発見したと、東京医科歯科大の三木義男教授が、10月3日〜5日に開催された第66回日本癌学会学術総会で発表した。BRCA遺伝子が、家族の中で乳がんが多発する「家族性乳がん」だけでなく、広く乳がん全体の発生に関わっている可能性が示唆されるという。

    東京医科歯科大、がん抑制遺伝子の新機能を発見

    乳がんのがん抑制遺伝子として知られるBRCA遺伝子の新機能を発見したと、東京医科歯科大の三木義男教授が、10月3日〜5日に開催された第66回日本癌学会学術総会で発表した。BRCA遺伝子が、家族の中で乳がんが多発する「家族性乳がん」だけでなく、広く乳がん全体の発生に関わっている可能性が示唆されるという。

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