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早稲田の鐘の守り人 偶然重なり担当10年
Posted on 2016年8月18日早稲田大学のシンボルである大隈講堂では、午前8時から午後9時まで日に6回、時計塔の最上部に設置されたハンマーが大小四つの鐘をたたき、荘厳な音を奏でる。1927年に建てられて以来、早大生に親しまれてきた音を守るのは、共栄音響の菅野光浩さん(53)。2007年から鐘の保守を担っており、「大学の象徴にかかわれることは誇りです」と話す。 -
中華鍋を振り続けて半世紀 こだわりの新たな味を模索
Posted on 2016年8月17日東京都新宿区の地下鉄神楽坂駅から歩いて2分ほど。人通りの多い繁華街から路地裏に入ったところに中華麺店「龍朋」がある。店主の松﨑隆明さん(68)は1978年の開店から38年にわたり、ラーメンやチャーハンなどを提供している。こだわりは魚介と豚骨をベースにしたラーメンスープや中華だし。いまも日々新しい味を模索し続けており、スープ作りは「まだまだ完成の途上」と言う。 -
キャンパスツアー25年 学生ガイドで「早稲田に親しんで」
Posted on 2014年9月12日早稲田大学のキャンパスを回るツアーは、年間1万5千人が参加する国内最大規模の人気ツアーだ。1989年のスタートから25年。これまでの参加者数は23万人を超え、質の高い学生ガイドに支えられている。 -
10年目の出版甲子園 あなたの名前を本棚に見つけよう
Posted on 2014年9月11日学生から本の企画を募集して出版につなげる「出版甲子園」が、今年で10年目を迎える。これまでに書籍化されたのは22冊。早稲田大学の公認サークルとして運営する実行委員会は、今年から学生の読書推進を活動の理念の一つに加え、若者の活字離れを食い止めることも狙う。 -
「フラッシュモブの新しい可能性を」 サークルは急成長
Posted on 2014年8月15日街中で突然、たくさんの人が踊りだしたり静止したりして、その場にいる人を驚きの渦に巻き込んでいく。フラッシュモブと呼ばれるこうしたパフォーマンスを提供するサークル、早稲田大学フラッシュモ部の幹事長を務めるのは早稲田大学商学部の2年生、西出(にしで)健司(けんじ)さん(22)だ。「フラッシュモブをもっと多くの人に広める」ために、日々、フラッシュモブの新たな可能性を模索している。 -
歌で社会へメッセージ アイドルグループ会長が伝えたいこと
Posted on 2014年8月15日「清く正しく美しく」をモットーに活動を続けるアイドルグループ、制服向上委員会(SKi)は、今年で活動開始から22年目を迎える。「可愛く歌って踊り、社会問題を提起していく」と、グループの会長である橋本美香さん(34)は話す。集団的自衛権の行使容認など最近の政治状況についても「政治家だけで強引に決めていくやり方」と疑問を抱いており、今後も、歌を通じて社会にメッセージを伝えていきたいと話した。 -
日常品の「型」を打ち抜く 熟練職人の技
Posted on 2014年8月14日牛乳などの紙パック、キャラメルの箱、名刺……。私たちの身の回りには「抜型」を用いて作られる製品がたくさんある。抜型とは、クッキーの形を生地からくりぬくように、狙った形に紙などの加工材料を打ち抜く道具。早稲田鶴巻町にある出田(いでた)抜型製作所代表取締役、出田敏明さん(76)は、今では数少なくなった熟練の抜型職人だ。「職人が作りだす細かい型は機械じゃ真似できないよ」と微笑む。 -
「我が家のこと」のように考える勉強会 台湾の民主支援を契機に
Posted on 2014年8月14日木曜日の午後8時になると、早稲田大学22号館の719号教室から、熱い議論の声が聞こえてくる。6月半ば、この日は30人ほどの学生が「死刑」について論じていた。誰でも自由に参加し、意見を述べ合える「拿山瑪谷(ナサン・マグー)東京勉強会」。台湾原住民である国際コミュニケーション研究科修士2年、何時宜(ハェシイ)さん(24)が立ち上げた。「我が家のことのように社会に関心を持とう」と訴えたくて、「我が家」という意味を持つ原住民の言葉を会の名にした。 -
「新しい食文化の発信」めざす ブリュレフレンチトーストの店
Posted on 2014年8月13日早稲田通り沿い、キャンパスから歩いて5分ほどのところに「Foru Cafe(フォルカフェ)」という店がある。テーブルとカウンターを合わせて14席。「日本初のブリュレフレンチトースト専門店」だ。早稲田大学政治経済学部4年、平井幸奈(ひらい・ゆきな)さん(22)が「新しい食文化の発信」をめざしてオープンさせた。 -
「イスラム教への偏見をなくすため」 モスクから発信する日本人教徒
Posted on 2014年8月13日東京都渋谷区の代々木上原駅近くに、日本国内最大のモスク「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」がある。日本に住む様々な国のイスラム教徒が訪れ、集団礼拝のある金曜日には500人ほどが集まる。ここで広報を担当している下山茂さん(65)は数少ない日本人ムスリムだ。27歳で入信し、以来、イスラム教への正しい理解を求めて活動を続けている。 -
下町のガッツおじさん
Posted on 2014年8月1日JR浅草橋駅の東口前で、朝の通勤ラッシュ時に20年間、通行人に「ガッツ」という掛け声をかけ続けている男性がいる。嵯峨完さん(65)。浅草橋にある居酒屋「おさかな本舗・たいこ茶屋」の店主を務めている。嵯峨さんは仙台市出身で、東日本大震災以降は宮城県の南三陸町などの被災地にも足を運び、「ガッツ」を届けている。何故、この活動を始め、続けているのだろうか。ガッツおじさんの日常に迫った。 -
「今につながる家族の問題」 第13回早稲田ジャーナリズム大賞NHK ETV『永山則夫100時間の告白』堀川惠子ディレクターに聞く
Posted on 2013年11月14日1960年代に「連続殺害事件」を引き起こし、死刑を執行された「永山則夫」には、封印されていた精神鑑定記録があった。その精神鑑定記録を公開したNHK ETV『永山則夫100時間の告白~封印された精神鑑定の真実~』(取材班代表、増田秀樹NHK大型企画開発センターチーフ・プロデューサー)が第13回早稲田ジャーナリズム大賞文化貢献部門大賞を受賞した。この企画立案と番組制作をディレクターとして担当し、後に著作『永山則夫 封印されていた鑑定記録』(2013 岩波書店)を出版したフリージャーナリストの堀川惠子さんにお話を伺った。 -
「報道の力で奪い返す」第13回早稲田ジャーナリズム大賞奨励賞・連載「東京電力テレビ会議記録の公開キャンペーン報道」木村英昭記者に聞く
Posted on 2013年11月6日福島第一原発事故当時、東京電力社内では初期対応のテレビ会議が録画されていた。国民や世界を震撼させた事故を検証するのに不可欠な一次資料の公開を目指し、朝日新聞社の木村英昭記者と宮﨑知己さんは報道を続けた。結果的に映像の公開につながった一連の新聞報道(2012年6月28日から継続中)に、10月2日、第13回石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞「公共奉仕部門」の奨励賞が贈られた。代表して木村さんにキャンペーン報道の動機や意義についてお話を伺った。 -
45歳、「投手兼営業」。木田優夫選手が抱く想い。
Posted on 2013年10月23日今年、北信越の独立リーグで、45歳の選手がプレーした。木田優夫投手は、巨人などでプレーし、米メジャーリーグのマウンドも知る。その彼が、なぜこの年齢で、独立リーグでプレーを続ける決意をしたのだろうか。彼の思いを追った。 ...